内容説明
人類初の恒星間宇宙船〈ディオゲネス〉は片道5万光年の旅に出た。だが、人類の壮挙ともいうべきこの旅の出発式は、驚くほど小規模なものだった。人々はすでに宇宙開拓への意欲を失っていた。フロンティア・スピリットにみちあふれ、選び抜かれた先鋭たち、とはいいがたいクルー6名が搭乗した〈ディオゲネス〉―しかし、それを見守っていたのは人類だけではなかった。異星生命体・見張り(ウォッチャー)もまた、人類監視のため、注視しつづけるのだった。異星体とのファースト・コンタクトを描く本格SF「見張り」ほか、7篇を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
抜け忍1号
2
読了日不明。収録作は全8編。これは収録作品があまり好みではなかったかな・・?ちょっと退屈な話が多かった。表題作は、宇宙船〈ディオゲネス〉に乗り込んだ6人のクルーたち。彼らは「フロンティア・スピリットに満ちあふれた先鋭たち…とは言いがたい」ちょっとクセのある面々。そんな彼らを人類以外の存在=ウォッチャー(見張り)が監視しているという設定。この「見張り」は、ただの観察者なのか、それとも何か目的があるのか…という緊張感が物語を引き締めている・・というSF中編。
1977年から
0
1990年
タケミチ
0
あとがきで書かれているように、表題作となる中篇が一篇収録されているという、草上仁には珍しい作品集。でもやっぱり短篇の方が好きだなぁ。中にはしょうもないようなのもあるけど。「パーソナリティー」「花か種か」が好き。2011/08/10
mn
0
宇宙SFからネイチャーSFまで幅が広い。2021/07/13




