内容説明
大昔の電力施設の廃墟を行くジャンジャンの足の下で何かが、乾いた音をたてて潰れた。それは、有機/無機混合系生物―通常、“人間”と呼ばれる、ジャンジャンの種族のプラスティックのしゃれこうべだった。だが、ジャンジャンがこの場所に足を踏み入れた目的は、伝説の有機系生物の存在の証拠を求めてなのだった…人類滅亡後に地球の支配者となった種族を描く表題作をはじめ、タイムカプセルに詰め込んだ自社製品の効用を見るため、タイムマシンで未来へ行く男の話「タイムカプセル」など、1988年星雲賞受賞作家が描く傑作SF短篇集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
MAEDA Toshiyuki まちかど読書会
36
草上仁さんのSF短編集。久しぶりに再読。家庭用タイムカプセルの話が面白い。これがあったら何を入れようか、漫画は「めぞん一刻」小説は「さよならジュピター」「銀河英雄伝説」「守り人シリーズ」迷うなぁ。2016/07/30
かとめくん
12
短編の名手、草上仁さん。この本が出たのが30年ほど前。当時、表紙を吾妻ひでお先生が書いていたのもうれしかったものです。一時期全く見かけなくなりましたが、最近またよく読めるようになって、うれしい限り。自分と同世代の作家さんとして頑張ってほしい。2020/12/05
タケミチ
1
それぞれの短篇の前にちょっとした文章がついている。小噺のような作品が多かった印象。この中では「タイムカプセル」が一番好き。2013/04/15
角
0
O
1977年から
0
1989年
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- 和書
- トロツキー研究 40




