ハヤカワ文庫<br> カリスト―開戦前夜

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ハヤカワ文庫
カリスト―開戦前夜

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  • サイズ 文庫判/ページ数 370p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784150302603
  • NDC分類 913.6

内容説明

カリスト国境警備隊のダンテ大尉は新編制の陸戦隊指揮官に任命される。ダンテは興奮する。陸戦隊が必要な攻撃目標といえば、木星の微小衛星アナンケの航空宇宙軍基地以外考えられなかったのだ!―21世紀末。地球からの独立を望む外惑星連合は航空宇宙軍を仮想敵として、密かに軍事同盟を結んでいた。もっとも未だ弱体の外惑性諸国にとって、地球との戦争など想像を絶する事態のはずだった。だが…。主戦派の急先鋒カリストを舞台に、航空宇宙軍の圧力に反発する外惑星連合の駆け引きと連合自らの内部対立が錯綜する緊迫の外惑星動乱前夜!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ジロリン

10
再読。外惑星の植民地国家と、航空宇宙軍をバックに持つ地球・月連合の関係が決裂し、戦争に至るまでを描く。近未来の宇宙を舞台にしてはいるが、SFというよりPF(ポリティカル・フィクション…最近あまり聞かないな)ですな。殆ど軍人や政治家のオッサンが会議をしてる場面ばかりwだが、シリーズ屈指の人気を誇る"コマンダー・ダンテ"率いる、タナトス戦闘団誕生の過程が読めるのが嬉しい。個性溢れる隊員が、ダンテの元に集まってくる様子も、物語としてはルーテインだが、わくわくしながら読める。2016/03/23

roxy001960

2
コロンビア・ゼロを読むまで、この作者の本を読んだことがなかったが、よくっ考えられていると思いました。あんまり、ハードSFっぽさ全開ではないですね。経歴を拝見すると、本作を書かれたときはまだ30代前半。その頃の自分はこんなに世の中の有様を理解していただろうか??長い目で見ると歴史には勝者も敗者もなく、その時々の時局に振り回される個人の集合体としての国家があるだけだと思う。あとがきもよかった。2017/06/17

チャゲシン

0
外惑星連合が航空宇宙軍に対して開戦を決めるまでの緊迫したやりとり。ハードSF の最高傑作の幕開けですな2017/10/02

MRyas

0
立場が弱い外惑星側が、航空宇宙軍や地球―月連合の圧力に対して苦しむ話だった。2013/05/07

1977年から

0
1996年

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