感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
furu shin
1
何度か読み直している本。最初に読んだのは大学2年の夏頃か。今は定年再雇用の身。今年の正月、長女の彼氏が結婚の許しを乞うため我が家に来たのでなんとなく再読。この雰囲気が好き。2021/01/10
黒い森会長
1
5編収録。[求婚者の夜:恋人の父親のところへ結婚の了承をもらいに行く青年。夜汽車に乗り、海辺の町まで来る。一晩水宮ホテルに泊まることになったのだが。[海へ一歩を:ウミガメの産卵の観察に館長と来た僕。ところが、館長は中年女とできてしまい観察は僕だけの仕事になる。[海の城:雪の路と海の城の連作、それぞれ、冬と夏の旅行を描く。[島:島へ行こうとする僕は妙な人々と出会う。[暑すぎる一日:夏の一日、気がつくと恋人が妻になり、妊娠し、気を失って気が付くと、子供はもう大きくなっている。妙なユーモアのある夢の物語2018/04/06
斑入り山吹
1
30年ぶりくらいの再読。なんだか読み直したくなったのだ。うーん、古さを感じるのは仕方がないかも。ちょっと筒井康隆みたいな理不尽な会話の流れ。著者の『私の祖父の息子』は読んでみたいと思うのだが、これはもう読まないかもなぁ。2012/03/14