感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
嫁宮 悠
5
当時としては、ハードSFの手ざわりを感じさせる数少ない作家の一人だったと思われる。かと言ってお堅いばかりでもなく、柔軟な発想とユーモア感覚も持ち合わせている。「惑星シリーズ」と呼ばれる一連の短篇は惑星開発コンサルタント社の調査員コンビが、奇想天外な地球外生命体と遭遇し、知恵を絞って問題を解決していくというもの。考えてみれば本短篇収録作はすべて問題解決の物語だが、学者・技術者でもある著者らしさが表れているのかもしれない。読者は登場人物と共に難題をクリアしていく一体感があり、それがまた楽しい。2019/10/27
sagann
1
ハードSF短編集。作者自身の経験からと思われる研究者の描写が面白い。解説や後書きがないのがちょっと残念。2013/07/16
