ハヤカワ文庫FT<br> イラクサ姫と骨の犬

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ハヤカワ文庫FT
イラクサ姫と骨の犬

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  • サイズ 文庫判/ページ数 432p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150206260
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

小国の王女マーラは、大国に嫁いだ姉が王子に暴力をふるわれていると知る。魔法に護られた王子を止められるのは、マーラだけ……

内容説明

修道院で暮らす小国の末の王女マーラには二人の姉がいた。だが大国の王子に嫁いだ上の姉は不審な事故で亡くなり、代わりに妃になった下の姉にも死が迫っているという。次はマーラの番だ。身を守るには王子を殺すしかないが、王子は妖精の教母の魔法で護られていた。魔法に対抗する武器を得ようとするマーラは、まじないを操る墓守女に刺草のマントと骨の犬を作る課題を与えられた―ヒューゴー賞受賞の傑作ファンタジイ。

著者等紹介

キングフィッシャー,T.[キングフィッシャー,T.] [Kingfisher,T.]
1977年生まれのアメリカの作家、イラストレーター、漫画家。アーシュラ・ヴァーノン名義のウェブコミックDiggerで2012年にヒューゴー賞グラフィックストーリー部門を受賞。『パン焼き魔法のモーナ、街を救う』(ハヤカワ文庫FT)で2021年にネビュラ賞、ロードスター賞など5賞を受賞。また、2023年に本書『イラクサ姫と骨の犬』でヒューゴー賞長篇部門、『死者を動かすもの』でローカス賞ホラー長篇部門を受賞。2024年にA House With Good Bonesでローカス賞ホラー長篇部門を受賞したほか、いくつかの短篇でヒューゴー賞・ネビュラ賞を受賞している

原島文世[ハラシマフミヨ]
早稲田大学第一文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

新田新一

42
主人公は小国の王女マーラです。マーラの上の姉は強国に嫁いで命を落とし、次の姉の命も狙われていることが分かります。修道院で暮らしていたマーラは姉の命を救うための遍歴に出発。途中で墓守女の助けを得て、骨で出来ている犬を作ります。ファンタジーの形をとっていますが、人間社会の歪みを炙りだす力を持った物語です。女性を産むためだけの道具とみなす男性優位主義が崩されるのが痛快です。イラストレーターである作者は、ゴブリンなどが生きている魔法の世界を生き生きと描写。特にマーラになついている骨犬の描写が心に残りました。2025/07/16

ワッピー

30
不死の教母に守られた大国の王子に嫁いだ長女は死に、二人目の姉も暴力のもと次々と妊娠させられ、苦しんでいることを知った末姫は、姉の次の控えとして隔離されていた修道院を抜け出し、姉を救い出すために魔力を持った墓守女を訪ね、相談する資格を得るために不可能な課題をやりとげる。墓守女の導きでゴブリン市で手に入れた魔法、そして姫自身の教母の力を借りて、大国の王宮の広大な地下墓地へ潜入する…。男性原理をやんわりと否定しつつ、必要な手を着実に打って呪いを回避し、見事にピースをはめ込んだラストのカタルシスはなかなかのもの。2025/08/02

もち

17
「呪っていたんですよ。もう何世紀もずっと」◆北国へ嫁いだ姉たちが、相次いで身を崩した。王家の三女・マーラは、元凶の王を排除するため策を練る。死者を統べる魔女、半妖の教母、血染めの騎士に骨の犬。ちぐはぐな旅団が、白い大国の暗部を刺し貫く。■前半はスローだが、「五本指」が揃ってからは一気呵成。突破不能の仕掛けを、巧みに伏線を回収しながら打ち破り、最期まで突き進む。弱者はいつも食い物にされ、人はいずれ死ぬ。無常さと諦観を漂わせて進む復讐劇だが、勇気と冷静さと機転を皆で重ね、予期せぬ優しさと共に決着する。2025/06/11

おだまん

10
モーナが面白かったのでこちらにも期待。やはり主人公は芯のある女性。冒頭ちょっとホラー?と思ったけれどちゃんと魔法と御伽話の世界。オマージュも所々で楽しめました。2025/07/12

しのぶ

4
『パン焼き魔法のモーナ、街を救う』の著者の作と聞いて、読まないわけにはいかないでしょう!冒頭こそもたついたけれど、状況が把握できていくうちに加速度的におもしろくなってくれました。モーナは街を救ったけど、王女(と骨犬)は国を救うために立ち上がる!また邦訳が出たら絶対読もう!と決意を新たにしたところ、すでに『死者を動かすもの』が出ていたことにイマサラ気づいたという体たらく。ああでもホラーか……(というか『アッシャー家の崩壊』を未読なのが難)2025/07/23

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