出版社内容情報
謀反者の皇弟から逃れようとする竜眼卿イオナ。国に安寧をもたらすことはできるのか?
内容説明
竜たちが守護する“天竜の帝国”で政変が起き、真の皇帝カイゴは玉座を追われた。暴虐きわまる前皇帝の弟セソンから逃れた竜眼卿のイオンは男装を解き、少女イオナとして宮城を脱出しカイゴと合流をはかる。だが、イオナはまだ“鏡の竜”の力を制御できずにいた。竜の力を完全にわがものにするため、イオナは囚われの身である鼠の竜眼卿イドを救出し教えを乞おうとするが…竜の声を聞く少女を襲う苛烈なる運命の物語!
著者等紹介
グッドマン,アリソン[グッドマン,アリソン] [Goodman,Alison]
1966年、オーストラリアのメルボルン生まれ。1998年、Singing the Dogstar Bluesでデビュー。このデビュー作と、2008年に刊行された『竜に選ばれし者イオン』でオーストラリアのSF賞であるオーリアリス賞を受賞した。現在はメルボルン大学にて創作を教えながら、夫とともに暮らしている
佐田千織[サダチオリ]
関西大学文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星落秋風五丈原
26
天竜の帝国で政変が起き、真の皇帝カイゴは玉座を追われた。暴虐きわまる前皇帝の弟セソンから逃れた竜眼卿のイオンは男装を解き、少女イオナとして宮城を脱出しカイゴと合流をはかるが。イド卿を救出したイオナは打倒セソンに向け態勢を整える。だがイオナは、彼女を自分の右腕に選び、真摯な想いをぶつけてくるカイゴと、同じ竜眼卿として力を振るいすべてを支配しようと誘惑するイドとのあいだで翻弄され。竜もの好きなので読了。しかしこれ竜と言葉のコミュニケーションは取れないんですね。2023/08/13
宇宙猫
25
★★★★ 少女の過去とか説明なくて思わせぶりだと思ったら、この前に1部があった。そっちを読んでから下巻を読もう。2016/06/18
あゆみ
19
★★★★☆ 鏡の竜眼卿に選ばれたイオナはその力を使って反撃開始かと想像していたが、物語はそんな簡単に進まず。 イオナは相変わらず自分本位で、嘘をつき何かにつけて言い訳をしていて成長は見られない。第1部『竜に選ばれし者イオン』で翻訳に対し違和感を感じていたが、今回はそれが気にならないくらい、先がどうなるのか想像もつかない展開に物語にのめり込んでしまう!主人公にとって都合の良い展開にならないのがこの作品の魅力!2016/04/17
うにすけ
10
図書館本。イオナ…隠し事と嘘と上から発言にいらいらしてしまいました。ますますアジア感がないような。ライコが可哀想になってくるよ…2016/04/24
綾乃
5
うーん、やっぱり主人公に同調できないのよねー。 でも、主人公の育った背景を考えると、このなんとなくイラっとする性格はあえてなのか? 竜とその力、王位継承の戦い、恋、とアイテムは満載でストーリーとしてもオモシロイ気もするのだけど、なんだか微妙なカンジがぬぐえません。 突然の女言葉とか、母親を「彼女」と言わせてしまうトコロとか、翻訳もあるのかしらん・・・。2017/05/23