出版社内容情報
十二の竜の力によって守られる国で、幻の竜に選ばれた男装の少女イオン。彼女は、陰謀渦巻く宮城へとその身を投じることになる!
内容説明
十二頭の竜が守護する“天竜の帝国”では、竜の声を聞き、自然を操ることができる十二人の“竜眼卿”が皇帝に次ぐ権力を持っていた。隠れた力を見いだされた少女イオナは、男装してイオンと名乗り、男子のみが参加を許される次代の“竜眼卿”を選ぶ儀式にのぞむため鍛錬を積んでいた。やがて儀式の日が訪れるが、彼女は妨害に屈してしまう。だがそこで、思わぬ竜の声を聞くことに…オーリアリス賞受賞の中華風ファンタジイ二部作開幕篇。
著者等紹介
グッドマン,アリソン[グッドマン,アリソン] [Goodman,Alison]
1966年、オーストラリアのメルボルン生まれ。1998年、Singing the Dogstar Bluesでデビュー。このデビュー作と、2008年に刊行された『竜に選ばれし者イオン』でオーストラリアのSF賞であるオーリアリス賞を受賞した。現在はメルボルン大学にて創作を教えながら、夫と暮らしている
佐田千織[サダチオリ]
関西大学文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
宇宙猫
23
★★★ 12頭の竜に守護された国で竜の力を扱う竜眼卿を選ぶ日に、少年になりすましたイオナは500年不在だった鏡の竜に選ばれたため、権力闘争の中心に置かれることになる。ちょっと「パーンの竜騎士」に似てるかな。でも、背景もストーリーも魅力あるのに、主人公が終始パニック状態で支離滅裂なのが残念。続編を先に読んでしまって結果を知っているから余計もどかしく思ったのかもしれないが。2016/07/08
あゆみ
18
★★★★☆ 竜が登場する中華ファンタジーというストーリーは好みなのに、翻訳が好きになれない。原文に忠実に訳しているのかは知らないが、違和感を抱く訳が多くて残念。日本では十二支の最後は猪だが中国では豚なのか…知らなかった。内容はイオンが次々とふりかかる苦難をどう乗り越えていくか楽しみ。2016/03/04
うにすけ
11
あらすじにひかれて挑戦。中華というかアジアンなファンタジーですかね。干支は日本だけではないのか~と検索してしまいました、笑。干支なのにみんな竜なのか…なじむまでちょっとかかったかな。女だから~なところよりも、宮廷内の権力争いのほうが気になる。皇子とはラブはあるのかしら。下巻も読みます。2016/03/30
いちろ(1969aMAN改め)
8
中華風ドラゴンファンタジー、とのことなのだが、あまり感じない、かな。登場人物の髪が黒そう。で十二支がベースというだけ。十二の一つが欠けていて、それを偽りの身分の私がその一つを手に入れるが。やきもきさせながら期待通りの展開で好感が持てます。全二部のまずは第一部だそう。三月には第二部がでるようなのであまりイライラせず先を待てそうです。2016/01/29
みろ
6
せっかく十二支を絡めた竜の設定なんだから、鼠じゃなくて子、の字を使ってほしかった。あとはまとめて下巻で。2016/08/12
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