ハヤカワ文庫<br> マップメイカー〈下〉―ソフィアとガラスの地図

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ハヤカワ文庫
マップメイカー〈下〉―ソフィアとガラスの地図

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  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150205775
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

サンドマンと呼ばれる手下を使って、有能な地図作成者のシャドラックを誘拐したのは、“白”と名乗る謎の女だった。彼女には怖るべき野望があり、その実現のためには、シャドラックの持つガラスの地図が必要だったのだ。やがてその魔法の地図をソフィアが持っていることをつきとめたブランカは、伯父の行方を追って旅するソフィアたちにも、その魔手を伸ばす!はたしてソフィアは、伯父を助け出すことができるのか!?

著者等紹介

グローヴ,S.E.[グローヴ,S.E.] [Grove,S.E.]
ラテン・アメリカとアメリカ合衆国の各地を転々として育った歴史家で、熱心な旅行家。この25年間に2年に1回は引っ越しをし、ようやく最近、ボストンに落ち着いたとのこと

吉嶺英美[ヨシミネヒデミ]
サンノゼ州立大学卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あゆみ

22
★★★★★ 地図作成者を目指すソフィアと、誘拐された彼女の伯父であり著名な地図作成者のシャドラックの2人の視点を交互に物語は進む。登場人物も魅力的でセオがお気に入り!その場しのぎのために平気で嘘をつくセオにソフィアは反感を持っていたが、ソフィアだけには本当のことを話したり、彼女のピンチに危険を冒してまで戻ってきたり、2人の関係がいい感じ。無事にシャドラックと再会し世界を破滅から救う結果となったが、ソフィアの行方不明の両親のことが未解決。3部作とのことで、第2部が待ち遠しい!2016/04/20

miri

17
上巻に引き続き、下巻。主人公の女の子と男の子が旅に出ると俄然面白くなる。時代が違うと、その時々の常識が違っていて、人の振る舞いが違うのだ。双子の海賊も、植物学者の父娘も個性的で生き生きとしている。惜しむらくは、肝心の世界の描写が下巻では省かれていて、地図というガジェットが生かしきれていないところ。ほぼ、異世界と言っていいので、違った世界をもっと楽しみたかった。2019/06/11

mayuri(Toli)

7
ファンタジーとしては割と至って普通のファンタジーなんだけれども、この下巻からヴェレッサやマーティンなど、新しい顔も仲間に加わってよりキャラの個性が際立つ旅路となっています。そしてやっぱり地図というアイテムが素敵すぎます。いろいろな発送の地図が出てきてそれだけでも楽しい一冊。三部作の一作目だけれども、このお話だけでもきれいにまとまってるのが好感が持てます。私のお気に入りキャラはシャドラック、そしてブランカがいいです。この小説はキャラクターがいいですね。彼らにまた会いたいから、続編が出たらまた読みたいです。2015/12/19

しのぶ

6
ボーイとミーツしたガールが一緒に旅する物語、という骨格も好みだし、設定も脇役もみんな好き。主人公ソフィアの伯父であり育て親であるシャドラックがストライクど真ん中なのは言うまでもなく、お上品な双子の海賊姉弟もとてもいい。つづきが楽しみな終わり方ではあるけれど、これはこれできちんとまとまっているのでストレスはなし。おとなしく第2部を待っていようと思います。2015/11/26

つぶあん派

5
時代が入り組んでいるため、植物も動物も人間ですらファンタジーな有様。とてもおもしろかったです…。もっとボールドランズの話を読みたかったな。双子の海賊・カリスタとバートンのやり取りがおもしろかった。ソフィアとセオの深まる仲にはにやにやした。クレイさんの糸や、ガラス地図の記憶の秘密や、ブランカの企み、ラクリアの正体など書かれていたこともちゃんと判明して綺麗に物語が終わっていた。が、若干後半は駆け足すぎたようにも感じる…。もっと読みたかったという欲でそう感じるのかもしれない。2016/01/15

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