出版社内容情報
治癒の術を体得すべく第五騎士団で研修を行なうヴェーリンは、新たな規範を学んでいく
内容説明
王国の英雄である元帥の長子ヴェーリン・アル・ソーナは、第六騎士団で修練の日々を送っていた。交換研修で治癒専門の第五騎士団に赴いた彼は、若き治癒師のシスター・シェリンと出会う。生命を何よりも重んじる彼女の姿勢に感銘を受けたヴェーリンは、剣の掟とは異なる価値を人生に見出していく。そして、第六騎士団に戻った彼は訓練生としての最後の“試練”へ向かうのだった。壮大なスケールで描く異世界戦史第二弾!
著者等紹介
ライアン,アンソニー[ライアン,アンソニー] [Ryan,Anthony]
1970年スコットランド生まれ。若くしてロンドンに移り、公務員として働きつつ、Raven’s Shadowシリーズの開幕篇にあたる『ブラッド・ソング』の執筆を始める。2011年にセルフ・パブリッシングで発売すると、大きな話題となり、その後、2013年に紙書籍版が発売された。この重厚な異世界戦士は、amazon.ukが選ぶ2013年のベストFT&SFブックの一冊に選出された
矢口悟[ヤグチサトル]
1968年生、1994年東京外国語大学ロシヤ語学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おくりゆう
12
1巻が面白く2巻も発売してすぐに買ったのに中々読めず時間が空いた結果、前の話をかなり忘れていた、という失態はありましが、やはり面白い。本来のボリュームでいう中巻ということで次に繋がる一冊かな、という印象。次も早く読みたいです…と思ったのですが、全然刊行の気配なし…これはちょっとまずいかも…。2016/07/16
しろ
12
☆7 面白いし、巻が続くほどに魅力が増していくが分かりきっているからこそ、次が読めないのでもやもやする。いっそ完結するまで待ってから読めばよかったかもと思うほどでもあるけど、次が出たらすぐに買うだろう。2015/09/23
わたなべよしお
8
さすがに「氷と炎の歌」と比べると、スケールも権謀術数も小振りだけれど、男の子としては、こういうの好きだなぁ。何が起きているのか、まだ全体像は見えないけれど、さらに面白くなってきた。2015/04/04
李部紅子
4
騎士見習いの少年達が成長して、段々血なまぐさい世界に巻き込まれていくのだろうと感じさせる所まで来ています。次は……まだ出ていない?2016/03/03
よきかな
3
一巻では子供だった訓練生たちが、たくましい青年に成長し、ヴェーリンは王命により異例の出世をする。無実の人を殺した代償に無実の人を殺す契約を結んじゃうのはなんだかなあ。どんどん袋小路にはまっていきそう。一冊の本を3分冊した中巻なので、伏線や登場人物を忘れてしまっていた。分冊するならせめて一気に出せばいいのにな。とても面白いのにたった300ページにされてしまうなんてもったいない。2015/03/24