出版社内容情報
魔術に魅せられた建築家が設計したスカイガーデン・タワーに隠された、驚くべき秘密!?
内容説明
きっかけはロンドン郊外で起きた交通事故だった。車内にあった謎の血痕から、やがて顔を散弾でつぶされた女性の死体が森の中で発見される。そして都市計画を担当する役人の不可解な投身自殺に、身体を内側から焼かれたプロの金庫破りの死体…すべての事件に“顔のない男”の魔手が見てとれた。事件を追ううちに、ピーターとレスリーはドイツから亡命した高名な建築家が設計した高層住宅“空中庭園”へと行き着くが…
著者等紹介
アーロノヴィッチ,ベン[アーロノヴィッチ,ベン]
1964年、ロンドンの生まれ。BBCの人気SFドラマ・シリーズ「ドクター・フー」のほか、「Casualty」や「Jupiter Moon」の脚本を手がける。2011年、『女王陛下の魔術師』でファンタジイ界にデビュー
金子司[カネコツカサ]
1969年生、1992年明治大学商学部商学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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sin
41
いや〜、意外だった。“顔のない男”に焦点が絞られていたからとは言え、顔を散弾でつぶされた女性に隠された意図を見破ることができませんでした。このシリーズは2巻目から面白さが増して来てここにいたるまで期待を裏切らない出来になっておりますが、現時点で翻訳が追いついてしまったということでこれからの展開が非常に気になる所ですが当分お預けですね!2014/04/17
Masa
10
読了。前作から間空けず読んだせいか、前作よりも読めた。けどあれだ、語り口が好きになれないんだなぁ、と。そしてここで終わる!? という終わり方。日本語刊行ここで終わり? これからどうなるんだろうという想いはあるのですが、原作読むまではないかなというのが、正直な感想です。2019/09/25
いちみ
4
邦題にもある”空中庭園”の魅力的な描写をたのしめた。シリーズ4作目の罠…とでもいうべき驚愕の展開にヒクヒクしつつ…どうなる次作!?2014/03/27
ワッピー
3
ロンドン郊外の交通事故から、また顔のない男への見えない糸が・・風変わりなキャラたちもしっくりなじんできてストーリーも滑らかに進みます。手ごわい魔女とのバトル、夏の宮廷の開催、スカイガーデンへの潜入とドリュアドの死のイベントを経て、ついにピーターは顔のない男とスカイガーデン最上階で邂逅。痛恨のラストに、ハードボイルド風の読みをするか、エスピオナージュ風の読みをするか悩ましいところ。次が最終巻なのだろうか?2014/09/07
チューダー
3
今回はいつもより読みやすい気がした。皮肉な言い回しと婉曲な比喩に慣れてきたのかな。顔のない男をキチンと追ってるって感じがしたけど、でもちょっと驚きの結末。。。これからどうなるの!?そして、スカイガーデン、見てみたい。というか、「悪趣味な公営団地」?この時期の建築様式のイメージが掴めない…。いつか映像化されたらいいいな。2014/05/07