出版社内容情報
天才盗賊コンビは少女の依頼を受け、辺境の塔に棲みついた魔獣に挑む。シリーズ第2弾
内容説明
影の如きロイスと剣の名手ハドリアン。泣く子も黙る盗賊集団・リィリアの二人組は少女の依頼を受け、貧しい開拓地の村・ダールグレンに赴く。村人を夜ごと襲う魔獣を倒すため、滝の中にある扉なき塔から剣を盗み出してほしいというのだ。村にはかつて二人組が助けた魔術師エスラハッドンがおり、その真意は計り知れない。さらに教会が腕に覚えのある者を集めて競技会を開催し…!?全米で人気の冒険ファンタジイ第二弾。
著者等紹介
サリヴァン,マイケル・J.[サリヴァン,マイケルJ.][Sullivan,Michael J.]
1961年、米国ミシガン州デトロイト生まれ。アーティストとして広告業界で活動する。その後、『王都の二人組』にはじまる“盗賊ロイス&ハドリアン”シリーズ(全6巻)を完成させ、2008年に小出版社からデビュー。インディーズとしては異例のヒット作となった。のちの2011年には大手出版社Orbitより合本版三部作として刊行されたほか、ヨーロッパなど8カ国で翻訳出版されている。妻と三人の子とともにヴァージニア州フェアファクス在住
矢口悟[ヤグチサトル]
1968年生、1994年東京外国語大学ロシヤ語学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アイゼナハ@灯れ松明の火
29
面白かった!! 相変わらず腕利きなのにお人好しの二人組。今回の仕事は、辺境の村での魔獣退治のはずだったのですが、そこに偽皇帝擁立に向けた教会の陰謀が絡んでくるという趣向。二人の過去も朧気に想像できるとこまできましたね。軽妙洒脱な会話にテンポのよい話の運び、それに加えて焦らされるように明らかとなる世界の秘密とくれば続巻を楽しみにせざるを得ません。巻を追う毎に面白くなりそうな予感がするので、邦訳刊行未定だなんて言わないで、次巻『戦場の二人組(仮)』熱烈に楽しみにしております〜!!2012/08/25
かとめくん
11
腕利きの盗賊二人組が活躍する2作目だが、1作目の王位継承争いに続き、今回巻き込まれる事件はさらに残虐な魔獣との戦い。しかも並行して魔獣の復活を利用し復権をたくらむ教会が絡む。復活した前世期の魔術師が二人組を巻き込む目的も少しづつ見えてくる。話は思った以上に複雑で、魔獣退治も思惑通り進まず多大な犠牲を払うことに。こりゃ目が離せない。今後の展開が楽しみすぎる。2012/11/04
スプリント
8
第1作にくらべだいぶ話が壮大になってきました。登場人物を出揃いつつあり、主人公二人の生い立ちも少しずつ明らかになってきて続きが非常に気になります。2015/07/30
sin
7
軽妙な盗賊の冒険譚が続くものと思っていたが、本格的な国盗り物語に移っていくような。どうやらファファード&グレイマウザーではなかったですか、それにしても続きが待ち遠しい展開になってきました。自分的には解説の次巻のあらすじはいりませんでした。2012/09/02
たお
5
冒険活劇。随分と人が死んだ巻であった。魔獣が生き生きと描かれており、それが、討伐劇をワクワクする物にしている。前巻より更にスピーディーな展開。少しずつ謎があかされ、大きな物語も、動き出してゆく。次巻が楽しみだが、翻訳刊行未定だそうで、首を長くして待っていよう。2012/10/11
-
- 和書
- 妄想彼氏事典