ハヤカワ文庫
王都の二人組―盗賊ロイス&ハドリアン

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  • サイズ 文庫判/ページ数 448p/高さ 17cm
  • 商品コード 9784150205416
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

メレンガー王国の都、メドフォード城下で恐れられる盗賊集団・リィリア。影のように捉えがたきロイスと剣の名手ハドリアンの二人を中心に、どんなものも盗み、不可能に近い脱出を果たしてきた。そんな彼らに突然、高額報酬の依頼が舞い込む。仕事は王宮の礼拝堂から剣を一本盗みだすだけのはずだったが…!?米国の読者の間で評判となり世界で愛されるまでになった、諧謔とアクションが彩る冒険ファンタジイ・開幕篇。

著者等紹介

サリヴァン,マイケル・J.[サリヴァン,マイケルJ.][Sullivan,Michael J.]
1961年、米国ミシガン州デトロイト生まれ。作家を志すも一度は断念し、アーティストとして広告業界で活動する。やがて娘のために創った物語をきっかけに、「盗賊ロイス&ハドリアン」シリーズ(全6巻)を完成させ、2008年にデビュー。妻と三人の子とともにヴァージニア州フェアファクス在住

矢口悟[ヤグチサトル]
1968年生、1994年東京外国語大学ロシヤ語学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アイゼナハ@灯れ松明の火

25
剣士のハドリアンと盗賊のロイス。盗賊ギルドに属さない腕利き二人組の冒険譚の始まり、始まりぃ〜。顔見せの本書で、既にメレンガー王家の王位簒奪にかかる陰謀に巻き込まれてしまう大物ぶりですが、オーソドックスな展開のようで王子や王女といった脇の登場人物たちが相当味わい深いキャラとして描かれていて楽しめました(笑)一方、主人公お二人は、軽妙洒脱な人柄は偲ばれるものの、まだまだ語られぬ過去があるようで…まだ一端が垣間見える程度ながら緻密な背景世界の設定も含め、個人的にはつかみはOK!!続刊が非常に楽しみです。2012/05/01

sin

18
入りの追いはぎとの遣り取りは興ざめで、どうなの思いながら読み進むうちにそこから先は、漫画のような(W)テンポの良い面白いストーリー。ただ宝塚のように美化され特徴のない登場人物の挿絵はどうなの?挿絵を描くとき果たして小説中の登場人物の描写を読んで理解しているのか?PS「宝塚のようには」は、失言ですがなんとなくそんな2012/08/30

M2

11
軽く読めるファンタジーは大歓迎。面白かったです。まず主役2人が魅力的で何よりならず者コンビという設定が個人的に萌えツボでした。王子の成長ぶりも好ましかったです。ロイ薄とハドリアンの過去や魔法使いの行方、帝政派や民権派の動向など、これからどうなるか気になることがいろいろあって、続編をがとても楽しみ。王子の他にも王女、修道士、ピッかリング家の人々などまた会いたいキャラが沢山るので彼らにはぜひ再登場して欲しいです。2012/09/18

新田新一

10
ロイスとハドリアンの2人の盗賊は、王宮の礼拝堂にある剣を盗み出すことを依頼されます。その時に思わぬ事件に巻き込まれて、二人の命は危うくなります。王を殺害しようした貴族に王子誘拐の濡れ衣を着せられ、辺境の地をさまようことに。いわゆるエピックファンタジーで、剣と魔法が使われる世界が緻密に描かれます。初めの三分の一程度はやや退屈でしたが、それを過ぎたら物語の展開が早くなり、ぐっと引き込まれました。ピンチでも軽口をたたく盗賊の2人組が魅力的。他の重厚なエピックファンタジーより読みやすかったです。2023/10/15

かとめくん

9
神出鬼没のロイスと剣の達人ハドリアン。二人組の盗賊が異世界エランで大活躍。正直、取っ掛かりで「そんな依頼する?」とちょっと腰が引けたが、そこを抜けるとあとは冒険、陰謀、神話。次から次で目が離せない。登場人物たちのキャラクターがはっきりしてくると、さらに引き込まれる。わくわくしながら次のページへ。そして怒涛のラストへ。こりゃ次も読んでみなくちゃ。2012/06/12

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