ハヤカワ文庫<br> ミストクローク―霧の羽衣〈2〉古からの声

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ハヤカワ文庫
ミストクローク―霧の羽衣〈2〉古からの声

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  • サイズ 文庫判/ページ数 480p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150205249
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

解き放たれた“破壊”神が、人々を戦わせ世界を破滅に導いている。隠された貯蔵庫を探し求めるエレンドとヴィンは“西領”ファドレクス・シティの舞踏会で、街の支配者ヨーメンと対峙する。いっぽう“北領”のウルトーは、ケルシャーを崇拝する“同志市民”クェリオンが支配していた。貯蔵庫を探してこの街に来たセイズドとブリーズは、先に潜入していたスプークと合流するが?!さまざまな謎が明かされゆく怒涛の第二巻。

著者等紹介

サンダースン,ブランドン[サンダースン,ブランドン][Sanderson,Brandon]
1975年アメリカ・ネブラスカ州リンカーン生まれ。ブリガム・ヤング大学で生化学を専攻していたが、のちに英文学に転向。2004年に修士号を取得し、卒業後も大学に残り教鞭をとる。また在学中には学内のSF・ファンタジイ同人誌の編集に携わる。2005年に『エラントリス 鎖された都の物語』でデビュー。家族とともにユタ州プロボ在住

金子司[カネコツカサ]
1969年生、1992年明治大学商学部商学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アイゼナハ@灯れ松明の火

26
明かされる尋問官・コロス・カンドラ誕生の秘密。終幕に向けて徐々に謎は明らかになるも、未だ〈破壊〉神打倒に向けた手掛かりは見えず・・・否が応にも最終巻への期待が高まります。ヴィンの前に現れたリーンが〈破壊〉神の手によるものだとすると、前巻でスプークの前に現れたあの人も?何だかあらゆる所に〈破壊〉神の手が回ってるみたいで気が気ではないなぁ。テン=スーンやマーシュの活躍に期待したいところです。セイズドも早く欝屈から抜け出すように!2010/11/28

りー

16
ケルシャーがキリストの役割だと考えながら読むと、色々興味深い。光と闇の対立(物語中では保存神と破壊神)から構成される典型的なお話でありながら、米国人の作者が疑問を持っているのが伝わってくる。作者の中で神話体系がせめぎあっているような感覚。日本人の作家だったらこれをどう描くだろう?霊的な力に対しても「まがつひ」「なおひ」という呼び分けはあれど、人に対しての働きの差で分けているだけで、力は単に力、というのが日本の根っこにある気がするので。さて、次がシリーズ最終巻。落としどころはどうなるか。2020/10/02

cecilia

13
面白かった。 最終巻が楽しみだけど、読み終わったらこれほど楽しく読める本が今のところ他にないから困る…読み終わりたくないなー。 特に印象に残ったシーンは、ヴィンとエレンドの舞踏会場面と、スプークの火事のところ。あとエレンドが戦ってる場面もかな。本当に良かった。 思いがけずスプークがイケメンになってびっくりした。それと、ヴィンならなんとかなる気がする。がんばって。2011/06/09

眠る山猫屋

11
佳境?だが舞台は動かない。シリーズ最大の窮地に陥ったヴィン。楔を引き抜いたテン=スーン、(おそらく操られているであろう)加速するスプーク。それぞれが自分の限界を突破するけれど、立ちはだかる敵も一筋縄ではいかない。一筋縄ではいかない敵たちを更に操っているであろう神のごとき存在も・・・コロスと釘の闇の奥義、凄まじい暗闇の魔術。2013/01/08

じお

10
★★★☆☆ 設定は開示されていくのだがストーリーは遅々として進まず、敵の正体、謎の数字、スプークの顛末、これまでもラスト1巻怒涛の勢いで畳んでいるので大丈夫だと思うが。今巻の内容自体は伏線まきに終始してる感がありともかく次の最終巻次第といったところ。2021/06/28

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