内容説明
女帝ラシーンが帝位に就いてから七年。以来マラザン帝国は多くの自由都市に侵攻し、大陸をまたぎ、海を越えて版図を拡大してきた。そして侵攻作戦がジェナバキス大陸に及んだ今、若き貴族将校パランは、秘められた魔道の力を知ることになる…空中要塞や異種属との攻防、兵士たちの野望と葛藤、そして渦巻く神々の思惑―猛り狂う運命の波涛を荘厳かつ凄惨に描き、現代最高との呼び声も高いファンタジイ群像劇、遂に開幕。
著者等紹介
エリクスン,スティーヴン[エリクスン,スティーヴン][Erikson,Steven]
1959年カナダのトロント生まれ、ブリティッシュ・コロンビア在住。考古学・人類学の学位をもつ。「アイオワ・ライターズ・ワークショップ」で創作を学んだのち1991年にデビュー
中原尚哉[ナカハラナオヤ]
1964年生、1987年東京都立大学人文学部英米文学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アイゼナハ@灯れ松明の火
10
う〜む。面白そうな気もするのですが、わけが分からん(苦笑)登場人物のイラストよりも世界設定の解説にページを割いてほしかった感じ。第一部3分冊のうちの1冊らしいのですが、設定が頭に入ってくれば面白くなってくるかしら?2010/07/11
tom
7
ジョージ・R・R・マーティンの「七王国の玉座」に匹敵する面白さというフレーズをどこかで読んで借りてきた。今のところ、何が面白いのか、さっぱり分からない。登場人物が多すぎるのは仕方ないとしても、ゴチャゴチャとした話の展開。本当に面白くなるのか?2017/10/02
ぱでぃんとんⅡ
3
場面があっちこっち行くので、ちょっと戸惑ってしまいました。あと人物・神々の関係の把握にも…。今のところ一番気にいってるのは大烏のクローンとタターセイルかな。次の巻からストーリーが大きく動くと思って、2巻を読みます~。2011/01/14
コトブキ
3
帯に「<氷と炎の歌>に比肩する傑作~」とあったので、「氷と炎の歌」ファンとしては気になって買ってしまった。が、群像劇ファンタジイという以外に「氷と~」と並び称すほどの共通点はなく…。「氷と~」は登場人物が多く、様々な国や一族が入り乱れる決してシンプルではない物語だが、すんなり物語世界に入っていけて1巻から引きつけられたが、この本はそこまで登場人物が多くはない割にわかりづらく(「魔道」の設定も描写不足)、魅力を感じる人物もまだおらず、物語の流れに乗れない。面白くなるまで自分の忍耐がもつのか…?2010/08/18
kogiku
2
最初は全体が見えなくてちょっととっつきが悪いけど、その分続きが気になる本。神々のありかたが斬新。2011/01/24