ハヤカワ文庫
エルフの血脈―魔法剣士ゲラルト

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  • サイズ 文庫判/ページ数 100p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150205140
  • NDC分類 989.83
  • Cコード C0197

内容説明

エルフ、ドワーフ、人間など異種族が入り乱れるこの大陸で、北方諸国は南のニルフガルド帝国の侵攻を受けた。激しい戦争がシントラ国の犠牲のすえ幕を閉じた二年後、魔法剣士ゲラルトは、人里離れた砦で少女シリに訓練を授けていた。折しもゲリラ集団が跳梁し、短かった平和が綻びつつあるなか、シリを狙う者の魔手がそれぞれに忍び寄る―ポーランドを代表する作家による、大ヒットゲームTHE WITCHER原作。デイヴィッド・ゲメル・レジェンド賞受賞。

著者等紹介

サプコフスキ,アンドレイ[サプコフスキ,アンドレイ][Sapkowski,Andrzej]
1948年、ポーランドのウッチ生まれ。1986年に短篇Wied´zmin(英題The Witcher)がポーランドのファンタジイ雑誌「ファンタスティカ」に掲載されデビュー。スラヴ民話をベースにした世界を舞台に、ミュータントの魔法剣士ゲラルトと仲間たちの活躍を描き、現在までに5冊の長篇と3冊の短篇集がある。ポーランドのファンダムで最も権威あるザイェル賞を5回受賞し、ポーランドでは国民的作家となっている。また、魔法剣士ゲラルトの物語をRPGゲーム化した「The Witcher」は2007年に発売され、世界で100万本以上を売り上げている。“魔法剣士ゲラルト”五部作の第一巻Krew elf´ow、英語版Blood of Elvesは2009年創設されたデイヴィッド・ゲメル・レジェンド賞(一般投票で選ばれた優れたファンタジイに与えられる)の最初の受賞作となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アイゼナハ@灯れ松明の火

22
エルフやドワーフたちが住まい、モンスターや魔術師がいる世界。亡国の王女にして〈驚きの子〉シリと護り手たる〈魔法剣士〉ゲラルト。懐かしささえ覚える世界観なのに新しさを感じるのは何故だろう?それはきっと、やんちゃな〈驚きの子〉シリやいかした女魔術師イェネファーといったキャラクターたちがイキイキしてるからかも。〈驚きの子〉の秘密も気になるうえに、帝国の野望、北方諸王の策謀、魔法協議会の思惑が絡まり合って、続きが気になるぅ。一巻まるまるプロローグって感じですが、凄く惹き込まれました。続巻希望!2010/11/23

Yoko

11
復習おわり!こんな風に会えないまま終わって続編も諦めてたのに、ゲラルト、シリにまた会えてなんて嬉しい。早速「ウィッチャーⅡ」へ。訳者が別の人なのが少し心配ですが。2017/09/08

サケ太

9
がっつりどっしりな海外ファンタジー。ウィッチャー、魔物退治の専門家である魔法剣士、ゲラルト。ニルフガルド帝国によって北のシントラ国を滅ぼされた女王の孫シリを拾い育てていた。運命付けられたシリとの出会い。シリを狙う各勢力、その思惑。魔女イェネファー、トリス。凄腕のウィッチャー、ゲラルトの中立であるからこその苦悩。魅力的で生々しい世界観。差別、帝国の脅威社会的な不安。魔物による被害剣と魔法による戦闘。成長した少女は新たなる冒険の旅へ。今後の物語への期待は持てるが翻訳は恐らくされないので残念。2016/05/02

Yoko

8
とても魅力的な物語に出会えて嬉しい。魔法剣士、エルフ、ドワーフ‥‥‥いやー、「ロード・オブ・ザ・リング」が映像化されていて良かった。頭の中でぐんぐん想像が広がります。ドワーフが髭を三つ編みに‥‥‥とか。その混沌に向かう世界においても何より中立の剣士であろうとするゲラルトの男っぷり(でも意外と女には手が早い)、シリの健康的な魅力、美しい魔法使いたちなどキャラクターたちが生き生きとしている。彼らのやり取りもほんと楽しい。イェネファーの皮肉だらけの手紙なんか最高!「氷と炎の歌」ほどおどろおどろしくないし。2014/05/01

火烏

5
いかにも翻訳FT。物語の途中から途中まで。切り取って出したみたい。ちょっと判断にこまるな2010/12/15

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