内容説明
襲撃者にさらわれたいとこたちを追い、大海を渡ったニコラス王子一行がたどり着いたのは、未知の大陸ノヴィンダスだった。崖を越え、砂漠を越えて追跡を続ける一行は、やがて敵の本拠地にして妖術が支配する町サーペント・リヴァーに到着する。さらわれた人々の行方を探るうち、30年前のセサノンの戦いで父アルサと戦ったヘビ人間が、事件の背後で暗躍していることをニコラスはつきつめるが…傑作シリーズ第二部完結。
著者等紹介
岩原明子[イワハラアキコ]
東京大学英文科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アイゼナハ@灯れ松明の火
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『国王の海賊』の続きです。敵船に追いついたものの難破→未知の大陸への漂着→砂漠の横断、と過酷な環境に晒されるニコラス。しかし、苦境において段々とリーダーシップが発揮されてくる辺り、血は争えないものですな。前半の状況が過酷な分、後半の脱出行が無事に成功するのかどうかハラハラドキドキしながら読ませてもらいました。さて、ハマり込んで読んできた『リフトウォー・サーガ』も再版分はこれにて読了。本国の方ではまだまだシリーズが書き継がれているらしいので、いつか続きが訳出されるといいなぁ!2010/09/07
Ta
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外伝として読むなら良いかも。「第2部」にしては第1部に比べてスケールがちょっと・・・2008/07/15