内容説明
魔術師ベルガラスの娘ポルガラは、賢くも美しい女魔術師に成長した。アルダー神から指示を受けた彼女は、三つの公国が互いに反目するアレンディアに平和をもたらすべく赴く。彼女の尽力のすえ、人々はしだいに対話によって戦争を避けるすべを学んだ。そしてポルガラも、流麗な宮廷文化をもつアレンディア人の間にみずからの安息を見いだす。だが邪神トラクと弟子クトゥーチクの魔手は、西方の諸王国の着実に迫りつつあった。
著者等紹介
宇佐川晶子[ウサガワアキコ]
立教大学英米文学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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タッキー
9
鉄拳リヴァの家系を絶やさないために、家系を守り続けるポルガラ。今回はポルガラの恋愛の話やエラト女公爵となったいきさつなどが語られています。ポルガラの周囲に出てくる人物はキレーンやオントローズなど皆魅力な人ばかり。しかし、それらの人は普通の人ですので、皆歳をとって亡くなっていき、それを見送り続けるポルガラがすごく切なく可愛そうになります。2019/04/06
詩歌
1
ポルガラが女公爵になった件が書かれている。長期投資に向いている職業だね。遺伝的に前髪白髪になりそうなので、ポルガラっぽく白い筋ができるのを楽しみにしている。2014/04/14
みっくん
1
そりゃポルガラも恋もするよね、とちょっとビックリの巻。 長く生きることの辛さがにじみ出ます。代々の後継者を頑張って育ててたんだな~、と。 ただ、物語としては中だるみ、かな。初めて読んだときはスラスラ読んだ記憶がありますが、読み返しだと進みませんでした。2014/02/17
shuha
0
八百比丘尼の悲しくも美しい物語。キレーンとの話が好きかな。2017/04/23
ぎんた
0
ポルガラとエラト公国がメインの巻。不死とは取り残されることなんだな、と思う。今回のポルガラの恋は戦争で引き裂かれるけど、たとえ結ばれていても無情な別れは来たんだろうなぁ。次はいよいよシリーズ最終巻。ストーリーは知っていても楽しみ。2015/11/09