内容説明
アルダー神の弟子となった孤児は、やがて魔術師ベルガラスとして神の指示のもと光の“予言”を実現すべく力を尽くすようになった。邪神トラクから“珠”を奪還するという重大な使命にも成功し、ベルガラスの名は世界に知られるようになる。だが、最愛の妻ポレドラの死に打ちひしがれた彼は放浪の旅に出た。神の与える使命も生後まもない娘たちも捨てて…。ベルガラスと娘たちの心のつながりが描かれる波乱万丈の第2巻。
著者等紹介
宇佐川晶子[ウサガワアキコ]
立教大学英米文学科卒、英米文学翻訳家
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感想・レビュー
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本木英朗
11
〈魔術師ベルガラス〉2巻である。1巻最後の方で、ポレドラは死んでしまった。ベルガラスは一人でいろんな土地を巡ることになるが、やはり2人の娘――ポルガラとベルダラン――のことが気になっていた。弟弟子のベルディンとの闘いを経て、またベルガラスはベルディンとともに、2人のもとへと行くのであった……という感じ。ポルガラがちょっとねえ、と思うところもあるが、そこはまあいいや。彼女の方でもう一度読もう。というわけで次がいよいよ3巻である。果たしてどうなるのか、そこが見ものかなあ。ではでは、また。2020/02/08
タッキー
9
流石に何千歳と生きてきたベルガラスの独白とあって、時間の流れがすごいです。本編を読んでから、こちらの本を読んでいるので、あー、こーつながるんや、とか本編と違った面白みがあり、そこが楽しいと思います。ベルガラス編は残り一冊。楽しみです。2019/01/19
ひさ
2
なんかサラサラっと読めた。ポルの変身っぷりが何とも。姉妹って本当に特別やんね。胸が痛くなりました。2014/09/05
ぎんた
1
ベルダラン、ポルガラ姉妹とベルガラスの巻。それにしても、ガリオンが出てくるまでに随分な時間をすごす魔術師たちがすごい。何だかんだの親子愛もほっこりする。2015/10/30
みっくん
1
ポルガラとベルダランの姉妹登場。ベルダランの方が精神的に優位だったてのが、ちょっと意外。 勝手な思いかもしれないけれど、ポレドラ、ポルガラ、ベルダランって名前は、もうちょっと、どうにかならなかったものか・・・。あんまり美人ってイメージにならないんですよね。 この作者のネーミングセンスが今イチなのか、文化の差か。2014/02/01