内容説明
はるか昔、アレマニ人は疫病や子供たちの誘拐事件を理由に大規模な魔女狩りをおこない、魔女一族シャーリアを滅亡に導いた…。それから3世紀。19歳のブライアリーは魔女であることを隠し、治療師として海辺の洞窟にひっそりと暮らしていた。ところが、重傷を負った少年を治療するために、アレマニ人の若き伯爵メルファランのまえで魔女の術を使わねばならなくなり…気鋭の新星が贈る異世界ロマンス3部作堂々開幕。
著者等紹介
マーセラス,ダイアナ[マーセラス,ダイアナ][Marcellas,Diana]
2001年、『海より生まれし娘』でデビューしたファンタジイ界の新星。アリゾナ州在住
関口幸男[セキグチユキオ]
1935年生、広島大学教育学部卒、英米文学翻訳家
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感想・レビュー
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miri
36
母が亡くなった後、治療師をしている一人暮らしの魔女のブライアリー。魔女の感覚を持ち、人を癒し、感情をうっすら読み取ることができる。魔女は迫害の対象、海岸の洞窟で過去の魔女の手記を辿り、魔女の力とは何か、どんな歴史が存在したのかを調べている。領主の奥方と子供の命を救ったところで、魔女裁判にかけられつつ表舞台に立たなければならないことになる。本分を果たし、親切なことから人に好かれる彼女に領主も惹かれ、恋の予感。実に普通の展開だが、ナチュラルで落ち着く物語。下巻に続く。2024/07/19
しまっち。
3
表紙の皇名月氏のイラストが好きで読んでみた。300年前に抹殺されたはずの魔女一族、その魔女として産まれ、先人達の隠れ家で知識を得ながら町の人を癒す治療師として生きているブライアリー。しかし人前で魔女の術を使った事で魔女裁判にかけられることになってしまう。魔女の資質ゆえに人の考えや感情が分かってしまうが流されず、達観していて芯のある19歳のブライアリー。でも伯爵メルファランとの恋の予感にはどう向き合うのか。イラストが合っていて全体的に気品を感じる。新鮮さはないけれど、続きは気になるので読んでみる事にする。2015/11/14
あきら
1
捨てるので登録。帯の前田珠子氏絶賛ってあったから購入。面白かったら続き買おうと思ってたけど、合わなかったなあ。
真時
0
☆☆☆☆