内容説明
フランス王に入れ知恵してイングランド王子を捕らえた黒幕―それは、キャロリナスの旧友にして悪の道に走った魔法使い、マルヴィンだった。ドラゴンやら湖の精霊やらの妨害もなんのその、一路王子が捕らえられているマルヴィンの城に向かったジム一行。覚えたてのジムの魔法でなんとか王子を救出したものの、その先には、またしてもマルヴィンの恐るべき罠が…。巨匠が16年ぶりに放つ『ドラゴンになった青年』の続篇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ワッピー
15
魔術師マルヴォンの城から王子を連れて脱出したジムの一行は、キャロリナスの指示を受けてイギリス・フランス軍の会戦を「どちらも勝たない状態」で終結させるべく、戦場に向かい、フランス王を虜にすることに成功する。一方マルヴォンは脱出した王子の偽物を用意し、戦場に現れるも、ジムにトリックを見破られ、敗走。しかし帰途に就いたジムたちを待ち伏せる黒い影があった…終りはお約束ですが、キャロリナスの意外な弟子想い、仲間たちの友情にはいつもながらうれしくなります。残念にも著者は2001年に亡くなられました。ご冥福を祈ります。2019/05/11
たっつみー
1
大魔術師との戦いは意外に地味だが、それでも面白い。魔法の世界と中世の世界を学びつつ現代の知識を活かしながらも、あまり細かすぎない構成がよい。2024/11/29
金木犀
0
FT213 199511初版 ドラゴン・ウォーズ2
goldius
0
水の分子を電気分解して酸素と水素に分けると念じると、水中でも溺れない魔法が発現する。すべての魔法をこういう風に科学的な理屈(へ理屈か?)を付けて説明すれば、傑作になったのに、惜しいと思う。 2004/05/17
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