内容説明
真世界のフィオナヴァールにほんの観行旅行のつもりでやって来た5人の学生。だがすべては、邪神モーグリムを封じ込める〈守りの石〉の番人にして予言者イザンヌの企みであり、彼女の目的は予言の力を持つ娘キンバリーに跡目を継がせることにあった。他の4人は単なる同行者だったのだ。ところが、それぞれ複雑な過去を持つ4人のこと真世界の空気に触れたとたん、彼らは各人各様の役目を背負うことになるのだが…。トールキンの『シルマリルの物語』の原稿整理・校訂を受け持った著者が、ケルト神話に材を取り、壮大な構想で描いた話題作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スズコ(梵我一如、一なる生命)
11
久しぶりにファンタジーで異世界にどっぷりしたくなって、手に取る。原文でも良いのだけど、はじめての作家だしと限られた日本語訳版から。驚いたことに、本当にこの本ほんとうに終わってない、のに続刊の訳はない。娘さん1人、悪の側に捉えられて辱められているままですが。続きは、、、まぁ呼んでも良いかも。同じ人の別シリーズでも。確か中世が舞台なのもあったような。80年代の本だから、今とはジェンダーに対する考え方も全然違うし、寧ろ30年でここまで変わるのか!と世界の変化の早さに驚くなど、作品とは離れたことに考えることも。2022/10/26
hokuto
0
読んだのはかなり昔ですが、これは未だに続きが出るのを待ってます。
金木犀
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FT130 1989.9初版 2・3は遂に出なかったけど。