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世界の涯てには何がある?そんな思いに駆られて、原始的な〈河世界〉から禁断の旅に出たカレイオールとタージェ。彼らがたどり着いたのは、〈河世界〉とはまったく異なる高度な文明を営むドーム・シティだった。それから四年後、二人はシティで訓練を積み、未開文明を研究する視察員となっていた。タージェは故郷の〈河世界〉の監視、カイレオールは他の惑星の小規模な文明の調査を命じられた。だが、不安と期待に彩られた初任務を遂行する二人の行手には、それぞれ思いもしなかった事態が待ち受けていた!待望『ムーンフラッシュ』の続篇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
斑入り山吹
5
SFらしくなる。うーん、SFはいまひとつかもなぁ。ファンタジーの場所で勝負した方がよいでしょう。まあ、ちょっと古い話だし目をつぶればいいか。なんというか都合のいい点が少々目に付くものの、話としてはぐいぐい引っ張ってくれるし、ちゃんと収まるし、いいんじゃないんでしょうか?佐藤高子氏の翻訳は、サイベルがやたらと慇懃だったのでちょっと心配だったのだが、このムーンシリーズは大丈夫だった。イルス3部作も読みたいが、高騰していてねぇ…。2011/03/23
しまっち。
4
ムーンフラッシュの続きではあるが、ストーリーうんぬんというよりも、ほとんどカイレオールとタージェのラブストーリーとして読んだ。やっぱりマキリップのストーリーの恋人たちって好きだな~。このムーンドリームは異星人もでてきたけど、前作よりファンタジー色が強いかな。タージェが薬師となり、ドームと「河世界」の橋渡しとなる存在となる事を受け入れ、すっかり頼れる男になってかっこいいね。「河世界」はこれからも「河世界」であり続けるのだろうな。2015/04/26
チョコ大福
4
ムーンドリームでSFっぽくなりました。でも、やはりラブストーリーだと思う。マキリップはラブストーリー作家だと思う今日この頃です。2009/12/17
cecilia
3
なるほど~ 2011/01/13
みずけろ
2
事態の急変に戸惑うタージュがかわいいよ! 離れ離れでもお互いを想うところに胸キュン。でも、マキリップはやっぱりファンタジーだね、と思いました。2014/08/28




