ハヤカワ文庫<br> ラベンダー・ドラゴン

ハヤカワ文庫
ラベンダー・ドラゴン

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  • サイズ 文庫判/ページ数 194p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150200084
  • NDC分類 933

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Oharu(お春)

1
ドラゴンのいるローファンタジー。諸国遍歴する騎士がいた頃の英国で、よくある『怪物に人々が次々とさらわれ、ついに村のアイドル的乙女まで』展開。しかし西洋の悪しきドラゴン像を覆す、賢く優しいラベンダー・ドラゴンは騎士に真相を語り、話し合おうとする……。この空色のドラゴンの姿は並外れて優美。ドラゴン好きにはたまりません。中盤から正義や理想世界の会話が増え、少し冗長に感じるのは時代かと。※小さな頃、大好きなディズニーアニメに『ドラゴンと騎士』というのがあり、話の筋は違ったけどこの物語が大きく影響してそう。2014/10/11

内間悠介

1
ファンタジー世界でありながら、神学の本。C.Sルイスの「別世界物語」にも繋がりそうな感じの話。ただ難しい話はドラゴンに語らせているので面倒な感じはしない。妙に哀しさの残る話といった読後でした。2011/09/11

金木犀

0
1979.8初版

コマイヌ

0
ピュトーンってパイソンだったのか、でもそう訳すのか?!さて、The Lavender Dragonの原題のニュアンスを取り出しきれないのは歯痒い。ラベンダーの芳香立つ薔薇色のドラゴンは結構良いイメージだった、そして年老いたリューマチのドラゴンが嫌いな人間なんかいないね。ドラゴン周りを置いておけばあーイギリスのユーモアだなという感じ、モームとか。善性と理性はともかく意見の割れる思想は後回しでいいというのは便利そうで一考しよう。利他(他人の庭を作る)を制約とした街は住みにくそうだった。2020/10/26

市根川ショウ

0
ドラゴンという異質な存在の口を借りて、人間の理想の一つを語らせるというお話。単なるファンタジィではなく、考えさせられます。ドラゴンに言われているからか、押し付け感が余りなく、それも作者の意図なのかと。こんなドラゴンに会いたくなりました。2018/01/22

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