出版社内容情報
人類の生存を賭け、恒星間ミッションに旅立った80人の女性。船に爆弾がしかけられ、代替要員のアスカは犯人探しを命じられるが!?
【目次】
内容説明
人類の新たな故郷をつくるため、各国から選ばれた女性80人を乗せて地球を旅立った植民宇宙船。だが、その船で謎の爆発が起き、船長らが死亡する。2日以内に進路を修正しなければ、船はどこにも到達できなくなる。何者かの破壊工作か?現場から生還したアスカは、10年の厳しい訓練をともに受けた仲間たちのなかで、犯人探しをするが―日本とアメリカにルーツを持つ新鋭SF作家の鮮烈なデビュー長篇。
著者等紹介
北清夢[キタセイユメ]
日本とアメリカにルーツを持ち、二つの文化のはざまで育った作家。プリンストン大学卒業。2015年ごろから短篇を発表し、2023年に発表した本書『漂泊の星舟』がデビュー長篇となる。ブルックリンで2匹の猫と暮らす
金子浩[カネコヒロシ]
1958年生、早稲田大学政治経済学部中退、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
nobby
70
圧倒的読書!舞台は近未来のVR(仮想現実)はじめテクノロジー溢れる宇宙船〈フェニックス〉。搭乗するのはジェンダーに世界大戦をも背負った多国籍な女性のみ80名。選ばれし精鋭が目指すのは新しき理想郷たる惑星X。そこで起こった爆発事故による殺人と進路変更の動機と彼女達の運命は!?もう表紙めくってすぐ目に入る宇宙船全体図や断面図にワクワク!600頁越えるボリュームの割には案外とSF描写やミステリ展開は軽め(笑)とにかく壮大な世界観を疾走感たっぷりに一気読み必至の快作♬似通った名前にだいぶ人物がごっちゃになるけど…2026/03/10
よっち
24
人類の新たな故郷を作るため各国から選ばれた女性80人を乗せて地球を旅立った植民宇宙船。しかしその船で謎の爆発が起き、船長らが死亡してしまう青春SFミステリ。各国の思惑も絡む難しい状況で代替要員として新船長から捜査を託され、かつての訓練仲間たちを疑う苦渋の選択を迫られるアスカ。10年前のアカデミー時代の過酷な選抜過程で競い合った、個性ある少女たちのライバル心と友情が交錯する関係性があって、爆発事件とその後の出来事を背景として大きく変化していく心の機微や人間性を浮き彫りにした結末がなかなか印象的な物語でした。2026/03/20
Sakurakunnn1
11
紛争や自然災害の激化で黄昏時が訪れてきた地球を旅立ち、未踏の惑星Xを目指した宇宙船が旅立つ。しかし、船内で謎の爆発が起き、船長以下三名が死亡。物語は主人公アスカの犯人捜しと、乗員選抜時の学生時代が交互に展開され非常に読ませる構造になっている。また、乗員が全員女性なことから、友情、好意、嫉妬がない混ぜの独特な雰囲気が味わえる。反面、期待した犯人特定へのロジックや、何故この状況下で犯行が起きるのかといった推理小説的なものは弱く、母親との確執、友人との相互不理解からの脱却がメインテーマであり消化不良感が残る。2026/04/08
hiyu
6
SF よりもサスペンス寄りかな。作者のアイデンティティもうまいこと投影されているように感じたが、とにかく 長かった。2026/02/23
鳩羽
5
世界情勢が不安定ななか、惑星Xへ人類を移民させる計画が立ち上がる。世界各国を代表した少女たちは、厳しいカリキュラムで選抜され、80人が宇宙船に乗り込んだ。しかし、謎の爆発が起こり、何人かのメンバーが死亡する。犯人は外部にいるのか、内部にいるのか。爆発によってずれたコースを修正するミッションと、犯人を見つけることが、代替要員アスカに課せられる。…設定が妙にリアルで魅力的だが、翻訳物のせいか、とにかく場面の様子が分かりにくくて手こずった。アスカの母との確執、AIプログラムとの会話、学校時代が意味ありげに配置。2026/03/30
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