出版社内容情報
アトランの要望を受け、局部銀河群への帰還に成功したロコシャンは、広大な三角座銀河にてバス＝テトのイルナを探そうとするが!?
内容説明
アトランの要望を受け、力の集合体エスタルトゥの暗黒空間から局部銀河群へと帰還飛行を試みたトヴァリ・ロコシャンは、四千万光年もの膨大な距離を転移し、なんとか到着できた。すべては守護神ルログの超能力のおかげだった。だがこの広大な三角座銀河でどうやってバス＝テトのイルナを探そうかと考えていたとき、三隻のハウリ船と遭遇する。なんとその一隻には瀕死の状態で冷凍睡眠させられたイルナが乗っていたのだ！
著者等紹介
星谷馨［ホシヤカオリ］
東京外国語大学外国語学部ドイツ語学科卒、文筆家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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スターライト
5
標題作と「ふたつの顔を持つ女」の二篇収録。全体を通して、アトランが彼の思い人バス＝テトのイルナとの再会を描くものとなっている。その一方、ローダンたちを苦しめた強大な敵エレメントの十戒とネガスフィアの支配者の出自、サーレンゴルト人と青の銀河の支配者ウィ＝ンとの闘争なども語られ、読み逃せない。後半はイルナは敵か味方かといった推理を読者にめぐらすものとなっており、ローダンの娘エイレーネはアトランの”目を覚まさせる”べく、一人イルナの罠をかいくぐろうとする。しかし、ここまでロマンス要素を感じる巻も珍しい。2023/03/13
