出版社内容情報
エスタルトゥ十二銀河にて、超越知性体がも
ういないという噂が広まるなか永遠の戦士12
名は惑星ソムの衛星で会合を開くことにした
内容説明
エスタルトゥ十二銀河では不穏な噂がひろまっていた。“超越知性体エスタルトゥはもうここにはいない”というもので、永遠の戦士十二名のあいだでも頻繁にささやかれるようになる。超越知性体の居所である惑星エトゥスタルに行ったはずの戦士イジャルコルも、そのときの記憶を思いだせない。そこで戦士たちはシオム・ソム銀河、惑星ソムの衛星にあるイジャルコルの宮殿で会合を開くことにした。はたして噂は事実なのか?
著者等紹介
嶋田洋一[シマダヨウイチ]
1956年生、1979年静岡大学人文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スターライト
5
「戦士会議」と標題作の二篇収録。前半では、”超越知性体エスタルトゥはもうここにはいない”という不穏な噂に対処するため、12人の永遠の戦士がイジャルコルの宮殿に集結する。しかし対応の不満などから会議はなかなか進まず、ラストでオルフェウス迷宮を脱出したロワ・ダントンとロナルド・テケナーへの褒章が議論される。二人からの提案は永遠の戦士たちの賛成で実行に移されることになる。後半は、”銀河ギャンブラー”ことトスタンとその相棒ポージーが”丸太”の中で覚醒するという衝撃の展開に。以下、次巻。2022/03/06