内容説明
レジナルド・ブルの副官ファジーことボニファジオ・スラッチは、ソト=ティグ・イアンの護衛部隊の拠点である宇宙要塞から逃れ、名もなき惑星にある“クラーク・フリッパー基地”にやってきた。ここはソト=ティグ・イアンに対する抵抗組織GOIの本拠地だ。ファジーはGOI代表のジュリアン・ティフラーから任務をいいわたされる。パラ露をひそかに入手するため、惑星アラロンにいる闇商人に接触せよというのだが…世界最長のスペースオペラ。
著者等紹介
鵜田良江[ウダヨシエ]
1970年生、九州大学大学院農学研究科修士課程修了、ドイツ語翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スターライト
4
「テラへの道」と標題作の二篇収録。カルタン人がアブサンタ=ゴム銀河に基地を持ち策動していることをGOI代表のティフラーに報告すべく四千万光年の距離を航行するファジーことボニファジオ・スラッチの冒険行を描くエピソードと、そのティフラーがティンタ・ラエを始めとした潜在的な超能力を持つメンバーとともにテラのチョモランマにあるスティギアンの司令本部に潜入するストーリーが展開される。敵であるはずだったストーカーの”変身”ぶりには吃驚。パラ露も万能ではなく過剰に使用すると危険らしい。謎の老人が登場したところで次巻へ。2021/12/21