内容説明
力の集合体エスタルトゥからの使者ストーカーは、エスタルトゥ諸種族の教え“ウパニシャド”を学ぶ銀河系初の学校をエベレスト山の頂上に創設した。英雄学校チョモランマだ。自由テラナー連盟の首席テラナー、ジュリアン・ティフラーも新入生として名を連ねている。あくまで政治的・外交的配慮によるポーズだと考えていたティフラーだったが、宇宙ハンザの要請で、チョモランマに週末だけ訓練に行かされることになった!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スターライト
7
標題作と「パラ露泥棒」の二篇収録。前者では、ストーカーがエベレストに建設した銀河系初のウパニシャド学校チョモランマに、政治的ジェスチャーとして生徒第一号になったティフラーがアダムスの要請により週末だけ登校。自分の経験に勝るものはないと高をくくっていた彼が格闘技でも打ち負かされ、次第に惹かれていく様子が語られる。後者では、パラ露をめぐる宇宙ハンザとギャラクティカムの争いに、カルタン人となる未知の存在がからんでくるエピソード。パイプをくゆらす女性船長、というのはなかなか見ない設定だなあ。2021/03/24
そうげん(sougen)
1
読み終わりました。パラ露泥棒で描かれる多種族との齟齬も今後の展開に影響してくるのかなとか、そんな雑多なことを思いました。次巻も楽しみです。2021/03/28