出版社内容情報
レジナルド・ブルとヴィーロ宙航士を乗せたヴィールス船は、超越知性体エスタルトゥが支配するエレンディア銀河に向かった!
内容説明
暗黒エレメントとの戦いで無数のヴィールス雲に分散したヴィールス・インペリウムは、みずからの物質でつくったヴィールス船をギャラクティカーたちに提供した。異郷への憧れにとらわれた人々を乗せて、ヴィールス船はそれぞれの目的地へ向かっていく。レジナルド・ブルひきいる“エクスプローラー”もその一隻だった。異銀河からの客人“ストーカー”が宣伝していたエレンディラ銀河へとコースをとったブルだったが…世界最長のスペースオペラ。
著者等紹介
増田久美子[マスダクミコ]
国立音楽大学器楽学科卒、ドイツ文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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スターライト
5
「エレンディラ銀河をめざして」と標題作の二篇収録。異郷への憧れ=星々への憧れに駆られた人々の中には、ブリーらもいた。途中まではロワやテケナーと行動をともにするが、やがて別々の道へ。エレンディラ銀河をめざしたブリーは、これまでのテラでの”留守番役”のうっ憤を晴らすかのように、1500年ぶりの冒険を楽しむつもりでいた。宝石のようにきらめくリングを持つ惑星に着陸したブリーは、そこで奇妙な伝説の戦士に間違われ、激しく攻撃されるが…。人体の構造がそのまま社会の階層になっているという設定は面白い。以下、次巻へ。2020/10/20