出版社内容情報
クロノフォシル・テラが活性化した! 人々が異郷への憧れを感じはじめたなか、アダムスは宇宙ハンザの臨時会議を招集するが……
内容説明
ヴィールス・インペリウムが暗黒エレメントとの戦いに打ち勝ち、ついにクロノフォシル・テラが活性化した。これをみずから体験した者はみな、深い洞察と強い連帯感を呼びさまされ、銀河系全体をひとつの大家族とみなすようになる。真のギャラクティカーの誕生だ。そして同時に、かれらは異郷への憧れ、星々への憧れを感じはじめた。そんななか、ホーマー・ガーシュイン・アダムスは宇宙ハンザの臨時会議を招集するが…
著者等紹介
林啓子[ハヤシケイコ]
獨協大学外国語学部ドイツ語学科卒、外資系メーカー勤務、通訳・翻訳家。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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スターライト
7
標題作と「ヴィーロ宙航士の旅立ち」の二篇収録。海賊放送局アケローン騒動にからむ自身の裁定を望むアダムスが開いた宇宙ハンザの臨時会議。ローダンらは解決済みの態度をとるが、明らかにされた事実は銀河系規模の問題だった。四千万光年彼方からやってきたエスタルトゥの使者と彼らとの交易を築くことで宇宙ハンザのさらなる発展を図るものだったのだ。十二銀河が属する力の集合体である超越知性体、エスタルトゥはテラナーの敵か味方か。秩序でもない混沌でもない第三の道とは。そんな中、ローダンは最後のクロノフォシル、エデンⅡを目指した。2020/10/06