出版社内容情報
幼少に異星人との戦闘で両親を失ったローランドは、地球連合軍の中でも最強とうたわれる装甲機動兵部隊への入隊を志願するが……
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
absinthe
178
作者も意識したであろうハインラインの名作『宇宙の戦士』から、あまり抜け出せてないような気分。これはリスペクト作品なんだ、パクリじゃないんだと思い込もうとしても、なかなか影がちらつくのを止められない。パワードスーツというアイデアが似てるだけではなくて、教官と新兵の関係や組織の描き方までがここまでなぞられてしまうとねぇ。でも続きは読んでみたいと思わせられた。こういう作品に飢えていたのかも。2020/05/07
くたくた
45
ううーむ。『宇宙の戦士』の二番煎じ感がどうも拭えない。ストーリー立ては、『宇宙の戦士』だし、装甲は鈍色ガンダムなイメージだし、操縦機構はエヴァンゲリオンで、首の接続プラグは攻殻機動隊だ。しかもオマージュと言えるほど洗練されてもいない。世界観=宗教観?も別段。。。。。ラストがちょっと思わせぶりで、次に何が起こるのか、と思わないでもないけど。なあ。。。ついでながら、タイトルの二番煎じ感も。新兵選抜試験、開始 とか止めようよ〜。2020/05/24
鐵太郎
17
「宇宙の戦士」「終わりなき戦い」といった、パワードスーツを使う機動歩兵の系譜に連なるミリタリーSF、と考えていいのかな。これは異星人の侵攻で荒廃した世界で、人類を防衛する宇宙軍の尖兵たる装甲機動兵を志願した、戦乱で親を失ったローランド・ショーの物語。彼が厳しい新兵訓練の中で何を得てどう成長したのか、そして訓練生としての最終状態のわずか4人で戦線に立つ事になったクライマックスで終わる。怪しげな宗教的な教えと「悔い改め」、さまざまなアニメネタの二番煎じ三番煎じでなければ面白かったのにねぇ。2024/05/23
緋莢
13
異星人との戦いにより、地球の大半が廃墟になり、人口は二十億まで激減。そんな中、地球連合の最強の部隊・装甲機動兵団の活躍により、地球には一応の平和が戻ってきていた。異星人との戦いで両親を失ったローランドは、装甲機動兵部隊への入隊を決意し…他に書いている方もいますが 『宇宙の戦士』と似ている部分がかなり多いです。そのせいなのか、こちらの作品もあまりハマれず。装甲機動兵の設定等は好みだったのですが。続きはあるようで、気になる部分はあるのですが、積極的に手に取ろうとは 現状思わず…2020/11/16
へ~ジック
5
志ある青年が「仲間との絆」や「戦士の心」など、大切なものが葡萄酒の様に器に注がれて、戦場で誰もが待ち望むスーパーロボットになっていくお話です。訓練の過程が興味を持ち続けるのに支障がない程度にジックリと描かれていくのは中々オツなものでした。2020/05/29