出版社内容情報
物質転送機で惑星フェロルを離れたローダンたちはトーラ救出へ向かう。地球ではジュリアンらが、タイタンからの信号を発見し……
ヘルマン・リッター[リッター ヘルマン]
著・文・その他
鵜田 良江[ウダ ヨシエ]
翻訳
内容説明
ローダンたちは、ヴェガ星系惑星フェロルの赤宮殿にて転送機を発見し、惑星ロフスへ跳んだ。ロフスには大規模なトプシダー軍が駐留し、そこには生死不明だったトーラが捕らえられていた!地球では、海底ドームにやってきたジュリアンたちが、土星の衛星タイタンに古代のアルコン基地があると主張するが信じてもらえない。そしてヘ・ジャン=ドンらは、太平洋海底に沈む古代のアルコン宇宙船にコンタクトを試みるが…。
著者等紹介
鵜田良江[ウダヨシエ]
1970年生、九州大学大学院農学研究科修士課程修了。化粧品開発技術者を経てドイツ語翻訳者となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鐵太郎
10
原題「フェロルの影」を見ればわかるように、本来これは惑星フェロルでの影、闇の世界を見つつ苦闘する物語。しかし最後に捕らえられたトーラを救い出してので、こっちがメインになってしまったかな。とはいえ、前回では姿が見えなかったローダンらが今回はほぼ主役。今の時点では、「大宇宙を継ぐもの」、人類のリーダーとなるにはまだまだですが、これからのローダンの行動に期待したい一作でありました。あ、ティフラーの月クレーターぎりぎり通過場面、旧ローダンにもあったよ。2018/12/12
SINKEN
8
【総評】★★★☆☆【感想】タイトルのまんま、トーラを救出するまでのお話。なんだけど、色々はなしが飛び飛びになって、誰がどこで何やってたんだか分からない状況。バラバラに読むよりシーズンごとに一気読みしないと話が見えづらいな。なんで海底に居るんだ?とか、ローダンってどこ行ってたんだっけ?とか、そもそもテラニアどんな事になってんだっけ?とか、、、いつかまとめて再読しないとダメです。2019/02/12
スターライト
6
ヴェガ星系でのローダンの活躍は、単なるトプシダーとの戦いというだけでなく、フェロン人に命の大切さを教え、殺戮は目的ではないことを教えていく。一方、地球では海底ドームの調査を進めていたマーカントらだったが、冒険心を抑えられないティフラーは仲間とともに哨戒艇を奪取し、衛星タイタンへと向かう。ダイナミックな展開に、物語としての奥行きを備えた良質なエンタテインメント。不死を手に入れるクレストの動向も気になるが、囚われのトーラを救出し、ストーリーはさらに加速していく。2018/11/28
やすお
5
ローダンが登場。舞台は前巻と変わらず、トカゲのような見た目のトプシダーがうようよしている惑星や地球の海底ドーム。転送装置などスペースオペラらしいSFガジェットも活用してトプシダーと対峙する。囚われの身であるアルコン人のトーラを救出する顛末が少し強引な展開なのが気になったが、それ以外(それも含めて)は物語が動き出して楽しめた。ローダンの正義感も見えてきて、少し上品になってきたかなと思うところもあった。ローダンの行動を制限するような感じもするので、今後どのような冒険をしていくのか期待しながら次巻に進む。2019/04/29
kurupira
5
あの場所でローダンとトーラが再会できる確率は極めて低いのでは?やはり運命の人となる展開なのか?!2018/12/04