出版社内容情報
テラニアを建国したローダンはヴェガ星系の
戦いと関わり本格的に宇宙進出する。彼の留
守中に地球にも危機が訪れる新シリーズ開幕
フランク・ボルシュ[ボルシュ フランク]
著・文・その他
鵜田 良江[ウダ ヨシエ]
翻訳
内容説明
アルコン人との遭遇を契機に、宇宙時代の到来を確信したローダンが、己の理想を実現させるべく建国したテラニア。しかし世界はいまだ彼らに対して毀誉褒貶相半ばしていた。ローダンたちは米軍に接収されたままのアルコン製宇宙船を奪還するべく、アルコンの超技術で大統領一行に成りすまし米国領に侵入するが―世界最長スペースオペラのリブート新シリーズ、外宇宙ヴェガ星系へ飛翔する新シーズン開幕!
著者等紹介
鵜田良江[ウダヨシエ]
1970年生、九州大学大学院農学研究科修士課程修了。化粧品開発技術者を経てドイツ語翻訳者となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
宇宙猫
14
★★★ 前作まで遅々として進まなかったのに、話が飛んで始まるのが不満。舞台が宇宙へ移動したり展開は面白いので先が楽しみ。2018/11/20
鐵太郎
12
原題「Rhodans Hoffnung ──ローダンの希望」で、ローダンNEO第二シーズンがスタート。とりあえず何人かの、ローダンというプラグマティックな理想主義者の夢に賛同した人々によって、ゴビ砂漠に現れた人工都市テラニアは息をつきましたが、まずなすべき事は自衛する能力。かくして破損したアルコン製の搭載艇を奪還する作戦が発動し、何とか成功。未来を信じて「グッドホープ」と命名するローダン。この回で正篇では重鎮となったJ・ティフラーが登場しますが、ここではどうなるのやら。最後はヴェガへの出発場面+アルファ。2018/07/26
SINKEN
11
【総評】★★★★☆【感想】ローダン、ブルをはじめアルコン人やミュータント、国籍や人種の違う様々な人々が、理想の世界を目指しテラニアに集い始める。ローダンとブルがそれぞれ別れて活動し、場面が切り替わりながら話が進むが、その中にあって特に今作ではトーラの活躍が光っている。さらに後半は急な展開に衝撃。翻訳の都合でローダンの話し方とか少し違和感があったけど、内容はまずまず面白かった。2018/09/06
イツキ
11
ローダンの行動により世界規模で内戦が起こる寸前という不安定な状態になった地球でテラニアの地位を確立しようとしながらそれと並行して恒星間宇宙船を取り戻しヴェガ星系に偵察に行きと非常にワクワクさせられる展開です。次々に張られる伏線に映画のような潜入やアクションなどエンタメ要素も盛りだくさんで面白いです。2018/08/10
スターライト
11
〈ローダンNEO〉の第2シーズン[ヴェガ遠征篇]の開幕巻。米軍に奪われたアルコンの宇宙船の奪取計画、タチアナとクレストが共有する「秘密」、行動を共にするジュリアンとミルドレッド、テラニアのシンボルとなっていくローダンとブル…。様々な人間模様、希望と野望が交錯するが、人類はまだ結束するには至らない。金星にいたリコの謎も解明されないまま、過去からの通信をキャッチし、太陽系からヴェガ星系へとローダンは飛翔していく。現代の社会情勢を踏まえながら、壮大な冒険SFにふさわしい作品。第2シーズンも期待大。2018/07/27