出版社内容情報
攻撃は最大の防御なり!――地球連合政府は少将に昇進したスミスを司令官とする多国籍艦隊を、敵の本拠星系に向け侵攻させるが!?
クリストファー・ナトール[ナトール クリストファー]
著・文・その他
月岡 小穂[ツキオカ サホ]
翻訳
内容説明
スミス准将が指揮する老朽航宙母艦“アーク・ロイヤル”が拿捕した異星艦の研究により、新たな重力トラムラインを使った新航法が開発された。攻撃は最大の防御と考えた地球連合政府は、ネルソン作戦を発令、少将へと昇進したサー・セオドア・スミスを司令官とする多国籍艦隊を敵のコロニー惑星である異星1へと派遣する。だが、その行く手には強大な敵艦隊が待ち受けていた…齢70の老提督の活躍を描く戦争SF第2弾!
著者等紹介
ナトール,クリストファー[ナトール,クリストファー] [Nuttall,Christopher G.]
1982年、スコットランドのエジンバラ生まれ。幼いころからSF、ファンタジイ、スリラー系の小説が大好きだったが、やがて歴史や政治にも深い関心を持つようになり、本好きが高じて、大学では図書館学を専攻する。大学卒業後すぐに小説を書き始め、マイナー作家として50作品を発表。その後、メジャーデビューを果たし、SF、ファンタジイ、歴史小説など、さまざまなジャンルの作品を数多く発表している
月岡小穂[ツキオカサホ]
英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Koning
29
地上の国家がそのまんま星間国家になっても続いている素敵な未来。H.M.S.Ark Royalはそのままお休みかと思ったら異星人に殴り込みかけちゃるぜ!でまたお出かけする羽目に。しかも匿名希望の王子様乗ってるよ!ときたもんだ。で、例によってブリらしいアレヤコレヤがありまして(w。つ事でもう3巻も訳されてたのね(泣。追いつけねぇ2019/01/13
わたなべよしお
16
ちょっと前半、もたついたが、途中から一気でした。イギリス王室を使って一捻りを加えるなど、なかなかウマイね。2018/11/25
SINKEN
13
【総評】★★★☆☆【感想】スミス艦長の奇策によって異星人艦の拿捕に成功した「アーク・ロイヤル」率いる航宙軍。戦況は依然異星人有利なものの、反撃の糸口が見えた人類は各国が協力して多国籍艦隊を結成し、侵略された星系の奪還に挑む。前作からの主要キャラはもちろん、新たなキャラも加わって戦闘もより激化。一進一退が続いて途中すこし間延びした感があったけど、ラストの展開でちょっと面白さが増した。次巻が楽しみ。2019/04/18
鐵太郎
13
英国人の英国人による、人類を救うために英国人が活躍するスペースオペラ、その2。まったく理解できない異星人と戦う老朽航宙艦<アーク・ロイヤル>のお話なのですが、艦長から少将に昇進し艦隊司令官となったセオドア・スミスが主人公かと思ったら彼だけじゃない、いろいろ視点は変わります。とはいえ、お話をふくらませるために二つの恋愛模様を絡ませたために話が変に薄まっちゃった感じ。王子様は次の巻では主役を張れるようだけど、面白いのかな。ちょっと不安です。2018/10/30
Masa
9
読了。なんか最後までベタッとした感じだったけれど、1作目の良い雰囲気がそのまま踏襲されていて良かった。お、この先の展開は!? と、思わせてからのあの流れ。そしてここで終わるんかい!? という結末は続編すぐに読みたくさせるうまいやり方だなぁ、と。面白いです。好きです、これ。2021/08/18