ハヤカワ文庫ＳＦ 宇宙英雄ローダン・シリーズ ５６９ マークス対テラ―宇宙英雄ローダン・シリーズ〈５６９〉

マール，クルト【著】〈Ｍａｈｒ，Ｋｕｒｔ〉/増田 久美子【訳】

早川書房（2018/05発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 256p／高さ 16cm
• 商品コード 9784150121822
• NDC分類 943
• Cコード C0197

出版社内容情報

未来から地球に到着したマークスのグレック３３６は、精神重視の考えに反発。時間ダムを支えるプシ・トラストを攻撃目標にした！

クルト・マール［マール クルト］
著・文・その他

増田　久美子［マスダ クミコ］
翻訳

内容説明

はるかな未来、アンドロメダ銀河に住むマークス種族は、その大半が肉体を捨てて“影マークス”と呼ばれる精神存在になっていた。肉体を持つ“原理主義者”はごくわずかとなり、進化をじゃまする存在として迫害されている。そんな原理主義者のグレク３３６が、時間ダムの影響でＮＧＺ四二六年のテラへタイムスリップしてしまった。ヴィシュナの接触を受けてテラナーの敵となった原理主義者は、各地で破壊活動をはじめた！

著者等紹介

増田久美子［マスダクミコ］
国立音楽大学器楽学科卒、ドイツ文学翻訳家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[スターライト]

標題作と「プシオニカーの勝利」の二篇収録。未来からタイムスリップしてきたマークス、グレク３３６は、テラナーが精神存在への指向を強めていると誤認する。自分の時代のマークスと同じ轍を踏ませないためヴィシュヌと同盟し、テラナーへの攻撃を開始する。ハイパー空間からエネルギーを吸い取る吸引ステーションへの襲撃から始まり、ついにブルら要人の誘拐にまで及ぶが…。テラニアの防衛の薄さには疑問だが、義憤にかられたグレク３３６の奮闘ぶりが微笑ましい（といっても人命が奪われているが）。今後のマークスの進化にも注目したい。

2018/05/21

[mabo510]

面白かった。

2018/05/20