出版社内容情報
《ラカル・ウールヴァ》と複合艦隊は球状星団M?3に拘束されてしまう。ローダンはポルレイターに呼びかけ交渉しようとするが!
デトレフ・G・ヴィンター[ヴィンター デトレフ ジー]
クルト・マール[マール クルト]
林 啓子[ハヤシ ケイコ]
内容説明
種族の善意の象徴である精神存在ヴォワーレが消滅したことで、ポルレイターたちは道徳観や思いやりを失い、独善的・攻撃的になっていた。唯一テラナーの友であったクリンヴァンス=オソ=メグが死んだあと、“ラカル・ウールヴァ”と複合艦隊は球状星団M‐3に拘束されてしまう。ローダンは通信でポルレイターに呼びかけ、なんとか現状を打破しようとするのだが成果はなかった。乗員たちの不満がしだいに強まっていく!
著者等紹介
林啓子[ハヤシケイコ]
獨協大学外国語学部ドイツ語学科卒、外資系メーカー勤務、通訳・翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鐵太郎
7
前半、デトレフ・G・ヴィンターの2作目。ポルレイターが紆余曲折の末ついにテラナーに牙をむく。正確には<ラカル・ウールヴァ>を乗っ取って太陽系に向かおうとする。ローダンにもはや対応策はないのか。後半はセト=アポフィスの完璧に乗っ取られた<ソル>が、名目上アトランの指揮のもと、ついにマゼラン星雲経由で銀河系に接近。謎のゲシールはなにを企むのか。ローダンもまたただの男だから(笑)、ゲシールにあっさり屈服するのか。ところで、次の「ローダンの女」は「彼女」の方だと思っていたんだがなァ?2017/03/23
スターライト
5
「恐怖のオーラ」と標題作の二篇収録。ヴォワーレの消滅により深淵の騎士に代わりコスモクラートの使命を遂行しようという狂気にとらわれたポルレイターは、《ラカル・ウールヴァ》を支配下に置き、ソルを目指す。一方、セト=アポフィスに操られたアトラン一行は、それを知らないローダンらと再会する。理性を失ったポルレイターとセト=アポフィスがソルでどういう対決を迎えるのか。カギを握りそうなグッキーとテケナーの打開策に興味津々。それにしてもゲシールとローダン、このままくっつくのか(笑)。2017/02/28
mabo510
1
どうなるのか、また見えなくなってきた?2017/03/02