出版社内容情報
超越知性体セト=アポフィスの命令をうけることになったダルゲーテン二体の使命とは?
H・G・エーヴェルス[エーヴェルス エイチ ジー]
赤根 洋子[アカネ ヨウコ]
内容説明
超越知性体“それ”とセト=アポフィスの勢力圏のあいだにある緩衝地帯リンボでは、平和的種族ダルゲーテンが友好諸種族による四十四大文明連合を設立していた。ダルゲーテンは特殊な感覚器によって素粒子を探知するが、なかでも有能な者は素粒子を暗示によって変化させることができ、物質暗示者と呼ばれる。ダルゲーテンの若者サグス=レトとケルマ=ジョンはその能力を買われて、物質暗示者になる訓練をうけはじめたが!?
著者等紹介
赤根洋子[アカネヨウコ]
早稲田大学大学院修士課程修了、ドイツ語・英語翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鐵太郎
8
表紙絵にあるようなナメゴンふう生物ダルゲーテンの二人がセト=アポフィスの意のままに何かを行う回、ですな。この二人、サグス=レトとケルマ=ジョは物質暗示者。それは精神を集中して物質に「暗示」をかけて変化させる能力。分子構造レベルではなく、原子、原子核、クオークの世界にまで入りこんで変質させるもの。この時代、クオークとかそういう世界が新たな科学の情報として科学好きな子供たち、ローダンを楽しむ人々の間に広がっていたんだろうな。歴史を感じます。2016/11/16
スターライト
5
表題作と「ポルレイターの基地」の二篇収録。一部で「ナメゴンか?」と騒がれた、この表紙に描かれているダルゲーテンが登場。セト=アポフィスの新たな工作員となってポルレイターの拠点を暴き、その仲間であるテラナーをも亡き者にしようと活動する。しかし素粒子を”暗示”によって変化させるというのは、一種の念動力ってことか。それが可能なら、あらゆる物質を意のままにできることになる。その能力を使えばもっと派手な展開になると思うが、こじんまりとまとまってしまってドラマ性に欠けるのはちょっと残念。2016/10/28
mabo510
0
??どうなるの??2016/10/27