出版社内容情報
搭載艦《アイノ・ウワノク》に到着したローダンは、行方不明者たちの捜索にのりだす!
H・G・エーヴェルス[エーヴェルス エイチ ジー]
ウィリアム・フォルツ[フォルツ ウィリアム]
渡辺 広佐[ワタナベ ヒロスケ]
内容説明
“バジス”は惑星クーラトがあるイグマノール星系に到達し、深淵の騎士の任命式にのぞむペリー・ローダンを迎える準備はととのったかに思えた。ところが、任命式が挙行される予定のケスドシャン・ドームでは、目に見えないふたつの精神存在が戦っており、そのせいでメンタル嵐が吹き荒れていたのだ。しかも、“バジス”の調査隊もプシオン性迷宮から帰還していない。事情を知ったローダンは、搭載艇でドームに向かった!
著者等紹介
渡辺広佐[ワタナベヒロスケ]
1950年生、中央大学大学院修了、中央大学文学部講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鐵太郎
5
前後編どちらも、ローダンの、深淵の騎士に叙任されるどたばた劇、というべきか。前半は主として<バジス>の中でおきた様々な出来ごとと、セト=アポフィスとの戦い。単なる奇妙な悪ガキという感じで登場した悪童オリーは、この先一体どうなるのか。後半は騎士の叙任にむかうローダンに同行する変な奴ら。騎士に任命される場に立ち会えば自分のティリル麻痺が治ると信じる少女のごり押しは、どんな結果をもたらすのか。騎士になると一つなにか願いをかなえられるというお伽話のようなお話を聞いて、ローダンはどうするのか。2016/10/06
スターライト
5
表題作と「石の憲章」の二篇収録。ストーリーとしては、メンタル嵐というかプシオン性迷宮という名の一種の幻影を乗り越え、意外なキャラクターの活躍(?)により、惑星クーラトでの対セト=アポフィスとの戦いに勝利をおさめ、ローダンが無事、深淵の騎士として任命されるまでが描かれる。いやまさか、最後にクララ的展開(クララは、アルプスの少女ハイジに出てきた、あの女の子ね)が待ってるとは(笑)!あ、帯では星雲賞受賞記念ということで、特製手ぬぐいプレゼントが告知されてます。2016/09/11
mabo510
0
なんか凄い展開2016/09/14