出版社内容情報
ノルガン・テュア銀河への出発直前に《バジス》船内に思いもよらぬ声が響きわたった!
内容説明
新銀河暦424年末に、ペリー・ローダンは地球から8600万光年かなたにあるノルガン・テュア銀河へ“バジス”を送ろうとしていた。ノルガン・テュア銀河の惑星クーラトにある深淵の騎士の関連施設に行けば、三つの究極の謎を解く鍵が見つかるかもしれないのだ。ところが、出発準備の進む“バジス”内で、四百年あまり前に完成したのち一度も作動しなかった新型ポジトロニクス“ハミラー・チューブ”がいきなり活性化した!
著者等紹介
小津薫[オズカオル]
同志社女子大学英米文学科卒、ミュンヘン大学美術史学科中退、英米文学翻訳家、独文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中
12
デメテルと恋のさや当てから数百年。天才ハミラーの作ったコンピュータ?正体がわかるときが待ち遠しい気がします。そして、同時進行で進んでる物語が合流するときが楽しみ過ぎる2018/08/24
スターライト
6
表題作と「虚無からの指令」の2篇収録。どちらも一個の物体(?)の不可解な言動に振り回されるところは共通。前者は、400年以上前に死去した天才科学者ペイン・ハミラーが作ったポジトロニクスが、テストと称して〈バジス〉の行動を支配してしまう。テストは無事(?)終了したが、これが〈バジス〉の性能に何を付加したのか。久々にダントンが登場したのが印象的。後者では、セト=アポフィスに操られたトロトとトーセンが”デポ”と呼ばれる場所へと向かおうとする過程で、ローダンらを翻弄する。ちなみに、表紙の女性はデメテルですな。2016/03/28
鐵太郎
4
新銀河暦295年、かつての天才科学者ペイン・ハミラーが作った<バジス>船載のポジトロニクス〝ハミラー・チューブ〟がいきなり自我を持ち、乗員の命令に反して船の指揮権を奪います。これは、結婚から300年たっていまだに年をとらないデメテルと何か関係があるのか。後半はセト=アポフィスによって狂気にとりつかれたイホ・トロトの謎。お話は新局面を迎えますが、前途多難です。2016/04/20




