出版社内容情報
マラガンらベッチデ人のもと狩人三名は、クラン艦《アルサロム》の新乗員になったが!?
内容説明
惑星キルクールに着陸した宇宙船は、クランドホル公国艦隊に所属するクラン艦“アルサロム”だった。サーフォ・マラガン、ブレザー・ファドン、スカウティのベッチデ人三名は、艦を指揮するクラン人に選ばれて、“アルサロム”の新入り乗員となる。はじめての宇宙船での生活にとまどいながらも、異種族の乗員たちと交流するうち、なじんできていた。そんなある日、超光速航行を終えたところで、艦が何者かに攻撃された!
著者等紹介
若松宣子[ワカマツノリコ]
中央大学大学院独文学専攻博士課程修了、中央大学講師、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鐵太郎
11
ジャングル惑星の旅が続くかと思ったら白い船<アルサロム>での旅。サーフォ・マラガンとブレザー・ファドン、そしてスカウティの三人は、(今回表紙絵を飾る三人ですが、)奴隷としてこの船に乗せられたと思ったらなんだか違った。そもそもは原始人同然だったのに、多種多様の異星人が乗り組んだこの船の中で、だんだんと頭角を現していくのです。テラナーの末裔ここにあり、というところか。この先どんな展開になるのか、だんだん面白くなってきました。2015/08/21
スターライト
6
表題作と「理解レベルの段階」収録。2篇ともペッチデ人のマラガン、ファドン、スカウティがストーリーの軸。リーダー格のマラガンがどうしても目立ってしまい、ファドンの影が薄いきらいはあるが、通俗冒険SFとしては悪くない。彼らを試す試験のはずが、実は…。しばらく彼らの活躍が続く予感。次巻は新しい訳者が登場するようだ。2015/08/18
ニミッツクラス
5
15年の本体640円の初版。ローダン日本語版502巻。カバーはソラナーの子孫でベッチデ人のファドン、マラガン、スカウティ。茶髪のマラガンにリーダーの資質あり。惑星キルクールから異星船で波乱万丈の道程で艦隊基地第八艦隊ネストへ。そして“セント・ヴェイン”と勝手に名付けた“試験地1”と言う謎の惑星への偵察行。読者へは早くから謎の裏が提供されているが、それでもRPG的冒険譚が面白い。だが、それだけでは話が緩すぎる。事態は宙族の介入で思わぬ方向に・・次も読めって事か。脳内の“スプーディ”、私も欲しい。★★★★☆☆2016/04/29
eucalmelon
3
まさかローダンシリーズでこんなに話が続くとは思わなかった。クランドホル公国は、いまのところ悪いところではなさそうに感じる。ソルの末裔は優秀そうだ。ローダンがさっぱりと出てこないがどうなってるのだろう?2016/04/21
fukumasagami
2
警報機? 思いだした。これを押せば、宇宙警報が発令されるのだ。ネストほどの規模の基地とっては、かなりの事態になると予想される。一瞬もためらわなかった。ネストのことなんて、どうでもいい。重要なのは友を救うこと。 スカウティは薄いガラスのカバーをたたき割り、ボタンを力強く押した。2017/11/24




