出版社内容情報
招聘されし者プロンドフェアは、侵入した神殿の地下で神官たちに追いかけられていた!
内容説明
ウィンガーのプロンドフェアは規則を破って神殿にはいりこみ、神官たちに追われていた。そんなかれの前にあらわれたのは、思いがけない助力者だった。密輸団のメンバーと、その首領パイノトだ。パイノトによれば、惑星ヴェルガースペアに向かった“招聘されし者”のうち、生きて帰ったウィンガーがひとりいるという。そのウィンガーを知る男に会って情報を得るため、プロンドフェアは衛星ボステルに向かおうと決心した。
著者等紹介
五十嵐洋[イガラシヒロシ]
1957年生、1980年法政大学社会学部卒、フリーエディター、翻訳家。日本SF作家クラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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スターライト
5
前半は「宇宙の大車輪」をめぐるプロンドフェアの物語。後半は≪パン・タウ・ラ≫捜索にあたるローダン、ハミラーらのストーリー。どうもいまいちローダン・シリーズへの自分のノリが悪いなあと思ったら、最近グッキーが活躍していないことに気づく。本書にチラリと出てきたけど、ほんのチョイ役。ということは、ダールトン先生のローダンが自分の好みなのかなあ。ロルヴィクやア・ハイヌとかもしばらくご無沙汰だし。2012/11/24
とうくぼやかや
1
いよいよウィンガーとの遭遇かと思いきや、まだまだ前哨戦。ブロンドフェアの向かう先と合流したバジスとソルの行き先が重なるときがくるのかって、ファーストインプレッションもまだ沈黙したわけじゃないぞって、ドゥンジャとハイタワーは本当に死んでしまったのかという謎も残しつつ、父親らしく息子を心配するローダンに相談をうけるアトランの図というのもなかなか。ブルロクもなんだかやヴぁい状態だぜ。2012/12/17
llll'
0
2013/12/10
鐵太郎
0
表紙のシルクハットの男は、カネルクですね。カリブソと言うべきか。バジズの旅は続くのですが、ここにとうとうローダンらの乗る巨大宇宙船ソルとの邂逅が実現。謎の女ドゥンジャ・ヴァレンシーが爆死したらしい状況の中で、悲嘆に暮れる息子を慰めるローダン。はたして、パン=タウ=ラの謎の解明は前進したのか。次巻に続く。(笑)2013/05/19
黒猫トム
0
ウィンガー物語と、バジス物語と、ブルロク物語が錯綜する前半と、カンタル=ハミラー組とペリー=アトラン組が邂逅する後半 いよいよ群盲同士が全体像を知って話が加速する予感 読者のストレスも徐々に緩和されていく。伏線張りのには一個や二個、待てるまてる!2025/04/17