出版社内容情報
《ソル》に収容されたバルディオクに危機がせまっていると科学者が警告を発するが……
内容説明
“ソル”倉庫に移送されたバルディオクは、生命維持システムによって生かされ、テルムの女帝のもとに到着する日を待っていた。だが、生命維持システムに異変が生じる。脳がおかれた土壌の植物が枯死しはじめたのだ。このまま放置していると、バルディオクは死んでしまう。ローダンは原因と対処法を探すべく、宇宙生物学者ガヴロ・ヤールに協力をもとめることにする。ところが、ヤールは奇怪な自説を論じはじめたのだ…。
著者等紹介
五十嵐洋[イガラシヒロシ]
1957年生、1980年法政大学社会学部卒、フリーエディター、翻訳家、“ペリー・ローダン”シリーズ統括。日本SF作家クラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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スターライト
3
バルディオクとテルムの女帝のストーリーは前半で終り、後半はパン=タウ=ラの謎を追う物語へと進む。でもガイア・ミュータントはいささか華やかさに欠け、あまり面白くなるとは思えないんだが(失礼)。ボイト・マルゴルのことはさっさと片付けて、パン=タウ=ラとデメテルをどっしりと中心に展開してほしい。それにしても工藤さん描くアウグストゥスは、昔のロボット刑事のようで、作中のユーモラスな要素が感じられないんだよなあ。最近、そんな場面もなくなってきたけど。2012/10/13
llll'
0
2013/12/07
鐵太郎
0
前の重力ロックといい今回の動植物が加速度の変動で衰弱することといい、読んでいる我々には理解できないような新しい慣性、重力に関わる影響が描写されると、SFだなぁとわくわくします。さて、前半のエピソードは、ついにローダンが○○の支配下にあったことを告白して、バルディオクと○○が統合することになる。ほう。後半は題名どおりバジス発進。マルボオさんってなんか可愛い。(笑)2013/04/26
とうくぼやかや
0
バルディオクも消滅の危機があったけども、ようやく女帝の元にたどり着き、なんと統合されちまうんですか。あんだけ争いあったのに。ま、バルディオクとしちゃあ夢の中の出来事でしたけども。ガヴロ・ヤールなんつー厄介な人も登場。一方バジスがついに発進ですか。ハミラーがデメテルにすっかりたらしこまれてうらやまけしからん。そしてアフィリカーの残したものダルギスト。出向早々バジス終了のお知らせですか。で、表紙のアウグストゥス。かっこよすぎる。2012/11/07
黒猫トム
0
バルディオク・サイクルがこういう収束を迎えるとは想像してなかった。そして次のサイクルへの伏線つうか布石も済んで、いよいよBASIS発進!2025/04/10