出版社内容情報
ローダンたちは、ついにバルディオクの始原脳を発見し、惑星から運びだそうとするが!?
内容説明
惑星バルディオクでの捜索活動と時間超越者カリブソの助力によって、ついにバルディオクの始原脳が見つかった。ローダンたちは脳をその周囲の有機体から切りはなし、下の土壌ごと“ソル”に移送する計画をたてる。一方、バルディオクが沈黙したあと、フルクースたちはしたがうべき命令がなくなり、とほうにくれていた。そこにブルロクが登場して、裏切り者であるバルディオクを成敗するため、惑星を爆撃せよというのだ!
著者等紹介
嶋田洋一[シマダヨウイチ]
1956年生、1979年静岡大学人文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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新田新一
37
このローダンのシリーズは、ドイツのSFです。複数の作家が書き継いでいるもので、本国では3000巻以上出ているそうです。以前3巻ぐらいまでは読んだのですが、その後はやめていました。最初から続けて読むのは大変なので、面白そうだと思った431巻目を読んでみました。分からないところも多いのですが、楽しかったです。「脳搬送」は始原脳を搬送する話で、「時の冷風」は登場人物たちが、古代のギリシアに飛ばされる話です。先の読めないプロットで、奇想天外なSF的アイディアが次々と投入され、人物描写は生き生きとしていました。2025/01/27
スターライト
3
前半はバルディオクの「脳」をテルムの女帝のもとに搬送する様子を、後半は次のサイクル<パン・タウ・ラ>への橋渡し的エピソード。これが前後半でつながっていき、いよいよこのサイクルも終わりが近づいた印象。それにしても、ガイア・ミュータントの暗躍は、まだ続くのね。ホトレノル=タアクは、もと銀河系の支配者とは思えない変貌ぶり。2012/09/07
黒猫トム
2
前半、フォース(4th)の居ぬ間に脳搬出作戦。ソラナーが矮小化して描かれすぎな気もしてる。 ラストに思わず声上げた。あっそう来るわけ?!大群禍は終わらない 後半はハルノたんがいつもの狂言まわし。ホトちゃんも元気。2025/03/15
llll'
0
2013/11/23
鐵太郎
0
前半は、《ソル》と邂逅したローダンが、バルディオクをテルムの女帝へ運ぼうとする話。なぜか登場したとたんに一番エライ人に戻れるローさんって、素敵かも♡ 後半はダールトン得意のハルノ話で、パン=タウ=ラの謎に挑む。ところがこの回のハルノは、無茶苦茶に無能な状態。なんか変ですね。2013/01/17