出版社内容情報
ガイア・ミュータントのボイト・マルゴルが物語る、波乱にみちたみずからの半生とは?
内容説明
ガイア人ミュータント三名にかくれ場を追われたボイト・マルゴルは、恋人のもとに逃げこみ、そこで問わず語りにおのれの過去を語りはじめた。その物語は3491年のプロヴコン・ファウストを舞台にはじまる。公会議の脅威から逃れてきた避難民を運ぶ宇宙船のなかで、ガイア人女性ヴィルナ・マルロイと、ヴィンクラン人の真空案内人ハルツェル・コルドが出会った。ふたりはともに惑星ツォッタートラクトへ行くことになるが!?―。
著者等紹介
青山茜[アオヤマアカネ]
ドイツ文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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スターライト
4
前半はガイア・ミュータントのボイト・マルゴルの出生の秘密を、後半では”それ”がテラナーに対し、”パン=タウ=ラ”の探索を示唆する。光の守護者、テングリ・レトスが久しぶりに登場。”それ”の使者、ワストルっていたっけ?いろいろなエピソードが断片的に出てくるので、それぞれの行方を追うのが大変。超大長篇のストーリーならではの伏線の張り方なんだろうけど…。2012/07/12
llll'
0
2013/10/26
鐵太郎
0
前半に出てくる女たちは、いかにも1970年代の冒険小説ふうのテイスト。情けない。後半の話の、ネルソンの子孫ってのが、歴史ヲタ的にはどうも引っかかるけどまァいいか。 とはいえこのあたりのローダンは、なんだかストーリーに没入できないな。この先面白くなるのだろうか??2012/12/10
ゆきはち
0
前半は今後の地球での悪役になりそうなボイトのバックボーン話。 後半はそれとコンセプトと光の守護者の話なんだけど。光の守護者は既出キャラだと思うが記憶が遠いわ。あと模型の年に囚われた姉弟はなんかの複線なんだろうけどまた登場できるのかな。2012/08/01
とうくぼやかや
0
精神スペクトル:なんかエロい感じの描写があるな。さらっと流してるけど事後ですよね。または寝物語。過去センサーもいろいろ大変だ。そらひねて育つって。 死の惑星での邂逅:表紙で一番でかいツラしてる姉は、まったく活躍していない。むしろ隅っこの光の守護者ががんばったのに。コンセプトと光の守護者を引き合わすだけの話なのに、相変わらず何かにとっ捕まって逃げ出す展開。ほんとの別宇宙という概念はすでにどっかで出てるのだろうか?伏線なのか。2012/07/29