内容説明
ロナルド・テケナーとジェニファー・ティロンは、ハルト船“トリシュカト”でハルト人の惑星テルツロックに連れてこられた。ふたりは、ハルト人五人に死をもたらした者として船内のハルト人から命を狙われていたが、船長コルノル・レルツの尽力で、なんとか無事に到事したのだ。テケナーたちは、ただちに船外に逃げだそうとするが、テラナーを殺そうとするテルツロック在住のハルト人が、大挙して空港におしよせてきた。
著者等紹介
五十嵐洋[イガラシヒロシ]
1957年生、1980年法政大学社会学部卒、フリーエディター、翻訳家、“ペリー・ローダン”シリーズ統括。日本SF作家クラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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スターライト
7
惑星テルツロックへと連れ去られたテケナーとティロンが、巨大ハルト人の謎をさぐるエピソードがまるまる一冊続く。横糸になるのは、ハルト人の少年バルクの成長物語。お懐かしや、獅子人間グラドが久々の登場。もういつ以来か覚えていない(笑)。全編戦闘シーンがあふれているが、なぜか派手さがないのは、基本的に文字通りの肉弾戦だからか。次巻には帰還したエルンスト・エラートが活躍するようなので、期待して待ちたい。2011/11/27
ニミッツクラス
4
ローダン日本語版413巻。カバーはジェニファーとハルト人、獅子頭は大マゼランのグラド。既視感しきりな構図に、バローズの「火星の幻兵団」かなと思い当った。前編は「追放者の惑星」で後編は邦題通り。フランシスが一気に書いているので刊行の便宜上分かれているだけ。ローダンのクリスタルが暴走するのかと思ったけど、違う話だった。クリスタルの惑星テルツロックでハルト人相手にテケナーたちは肉弾戦。トロトの出産の時もそうだが、人類から見たらどうってことない秘密にハルト人、自意識過剰過ぎ。“これ”・・まだあるの!★★★★☆☆2013/03/07
黒猫トム
1
再読。ライオン頭の宇宙人グラドも絡んで謎の凶悪ハルト人問題がだんだん解けてくる。 初読の際、暴力クリスタルって、椎名林檎のタイトルみたいだなと思ったけど、暴力の水晶という原題だから仕方ない。でも結局実際はそうではない(クリスタルが暴力を振るうわけでも押し付けてる訳でもない)ということになったようだが。 さあ、次巻はダールトンがエラートを連れてくるよ2024/04/09
鐵太郎
1
あとがきにかえて は、五十嵐洋さん。プラモがいろいろたまってきたことと、海底戦艦・轟天号のプラモの話。メカのスペックをいろいろ突き合わせ、設定上おかしい所を指摘したりしています。そしてその先の、プラモをどのように組み立てるかの計画をたてています。人によりますが、実際に作るよりその前のこの時が一番楽しいこともあります。 ──完成できるかどうかは、じつはどうでもよかったりするのだが── などという言葉に、にやりとさせられました。2012/01/08
llll'
0
2013/06/19