内容説明
敵艦隊の追撃をふりきり、ついに味方星域に帰り着いたアライアンス艦隊。運営審議会にその攻績を認められ、一介の大佐から元帥へと特進したギアリーは、すぐさま艦隊を再編し、再度シンディック本拠星系をめざす。百年以上も続くこの戦争を終わらせるために!だが、つぎつぎに襲い来る敵の防衛艦隊を撃破し、敵本拠星系にようやくたどり着いたとき、シンディック幹部会は思いもよらぬ怖るべき罠を仕掛けて待ち受けていた―。
著者等紹介
キャンベル,ジャック[キャンベル,ジャック][Campbell,Jack]
1974年、カンザス州の高校を卒業後、アメリカ海軍兵学校に入学。士官として海軍に長らく勤務したのち、退役。2000年、ジョン・G・ヘムリイ名義のスペース・オペラStark’s Warでデビューするや、矢継ぎ早に6冊の長篇を上梓する。2006年に、ジャック・キャンベル名義で『彷徨える艦隊 旗艦ドーントレス』を発表。そのユニークな主人公、戦闘シーンなどで話題を呼び、戦争SFの傑作と高く評価された
月岡小穂[ツキオカサホ]
英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鐵太郎
10
さて、不倶戴天の敵であったシンディックを掃討したあと、謎の異星人とついに顔を合わせたギアリー。その相手のあまりにも無慈悲な戦いぶり、敵だけではなく損傷した味方まで容赦なく始末するその残酷さに驚きます。結局奴らは真の意味での異星人なのだ、と思うしかない。ギアリーの所属する人類の規範から見るととても理解できないメンタリティを持っている、という描写は、ある意味パターンかな。新しい Beyond the Frontier シリーズが刊行し始まっているそうです。早く日本語版が出るのを期待しましょう。2011/04/22
klu
8
ギアリイー大佐ようやくプロポーズまできました。感無量ですね!甥は生きているのかな?2019/01/11
しゃお
8
シンディックとの最終決戦に向かうギアリー元帥(!)率いるアライアンス艦隊が対峙するものは?!果たして戦争は終結するのか。そして異星人の謎は解明されるのか。そしてそしてデシャーニとの仲はどうなるのか。全てが落ち着く訳でないけれど、とりあえずは大団円を迎えるラストは微笑ましい。次のシリーズでどういった展開を見せるのかも楽しみです。2011/04/25
Masa
7
読了。午後休取ってカフェで集中して一気読みした。もうね、もういいんです、なにもかも。ほんと、すきぃ……。ここで終わりかと思いきやちゃんと続く!(11巻まで既刊だし数日後に12巻でる) ラスト! あのラストぉっ! 書いていて作者も超絶楽しかっただろうな、あのラスト。もう、ほんとね、すきぃ……。2023/10/14
Koning
6
いやぁ、宇宙にロイアルネイヴィーもってってどんぱちさせるのは多いけど、出色の出来だよね。ファーストコンタクトなネタも入りつつ(w。これでフランスは倒した訳だけれど(笑)次なる相手が人間じゃないのはどう話を作って行くかみものですね。わくわく2011/07/29
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