内容説明
テルムの女帝の親衛隊チョールクが住む惑星アルウールクに着陸したローダンたちは、コンプをチョールクに引き渡した。約束では、その時点で地球の現在位置を教えてもらえるはずだったが、その情報は教えてもらえない。しかも、チョールクは、ローダンにただちに惑星から離れるよう要求してきた。テルムの女帝やチョールクの情報を得るため、ローダンは惑星離脱の要求を拒否し、グッキーとツバイを偵察に派遣するが…。
著者等紹介
嶋田洋一[シマダヨウイチ]
1956年生、1979年静岡大学人文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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マーム
20
女性を巡るガルトのドタバタ劇には、最近ちょっと辟易としてしたところ、ジョーン・コナーフォードというロボット工学者であり宇宙心理学者でもある女性が登場。この「蠱惑的」でない、したがっておよそガルトの気を引く要素が無いジョーンとガルトの駆け引きが面白くて、ついついジョーンに肩入れしたくなります。この女性を登場させるためにこれまでのガルトのこれまでの数々の所業が描かれていたのでは?といううがった見方をしたくなりました。それにしても、女性に対して胸のことをあからさまに言い放つガルトは、明らかにセクハラですね。2011/05/19
鐵太郎
8
あとがきにかえて は嶋田洋一さん。この本の校正刷りが着くはずだった日の前日、3/11、東北で大震災が発生しました。これが書かれた時点では、まだ震災の正式名称は決まっていなかったそうな。このときすでに、放射能による風評被害が心配されていたそうです。へえ、そんな早くに懸念されていたのか。それから二ヶ月たちますが、いまだに風評被害は収まる気配もありません。困ったものです。2011/05/18
柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中
5
相変わらずのガルトの活躍に女がどうして惹かれるのか今ひとつ疑問に感じながら、テルムの女帝の親衛隊チョールクの秘密が少しだけわかる。次の400巻に向けて話数調整したような気もするが、テラのポジションに繋がるかは次の巻へ続く2011/08/23
スターライト
5
前半は、テルムの女帝の親衛隊の惑星でのラス・ツバイとグッキーの二人(?)のミュータントの活躍を描く。後半のエピソードは、自他共に認める女性好きのガルトが、ミュータントに代わって特別任務に赴くが、コンビとして登場する女性科学者とのやりとりが見物。う~ん、しかしガルトにはいつも通りのキャラでいてほしかった気が(笑)。彼の行動には、女性読者は反発するだろう。それはさておき、ローダンらはついにテラのポジションを入手できるのか?いよいよ次巻は、400巻!2011/04/24
ニミッツクラス
3
ローダン日本語版399巻。カバーはグッキーとラス・ツバイ、背景はチョールク。前編は邦題通り。テラナーに何の義理もないチョールクのドゥーン13だが、後顧の憂いのないこともあって結果的にテラナーに利することに・・それでも幕間的な印象。後編は「黒いクリスタルの呪縛」。黒いクリスタル保持者を○○するという荒技に出たガルトと宇宙心理学者ジョーン。自意識過剰気味なジョーンだが、特に異性とのコミュ障については、「処女特有の残酷さ」と表現すると学校で習った記憶がある。珍しくセクハラ発言の多い章だった。★★★★☆☆2012/06/29




