ハヤカワ文庫
スターシップ〈2〉海賊

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  • サイズ 文庫判/ページ数 448p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150117504
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

才気煥発で有能な軍人であり、数数の勲章を授与された英雄ウィルソン・コール。共和宙域辺境に左遷された彼は、やがて腐敗した共和制政府と航宙軍に嫌気がさし、仲間とともに老朽巡視艦“セオドア・ルーズベルト”を奪取、星図すらない辺境宙域へと脱走した。これからは海賊として生きるのだ!だが狙うは無辜の商船ではなく、同業者の海賊船だった。難破した貨物船を装い、海賊船をおびきよせた初仕事はうまくいったが…。

著者等紹介

レズニック,マイク[レズニック,マイク][Resnick,Mike]
1942年3月5日生まれ。1953年に最初の記事を、59年に最初の短篇を商業誌に発表し、62年に最初の本を出版した。1964年から76年にかけて200以上の長篇、300以上の短篇、2000以上の記事を次々に発表。7つのタブロイド紙と2つの男性誌の編集長もつとめる。1981年『ソウルイーターを追え』でSF界に復帰。1998年に発表された連作短篇集『キリンヤガ』の各篇は、ヒューゴー賞、ネビュラ賞をはじめとする大小さまざまな64の賞を受賞、あるいは候補となっている

月岡小穂[ツキオカサホ]
英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ニミッツクラス

25
10年(平成22年)の税抜840円の青背初版。“スターシップ”ポリロジー(全5巻)の二作目。3作目以降(米本国2007年~)の邦訳が出そうにないから諦めて積読消化。初巻で航宙軍から左遷巡視艦セオドア・ルーズベルト(=テディ・R)を失敬して脱走したコール中佐。コールと乗組員たちの丁寧なQ&Aは著者の信条。海賊船の上前を撥ねると言う慣れない良心的略奪(笑)で糊口をしのぐ。ヴァル(女海賊)の持ち船ペガサスの透明偽装は後出しだったね。活字が大きくて読み易い。巻末に船内構造図を掲載するも本文解説は無い。★★★★☆☆2022/10/09

鐵太郎

7
ウィルソン・コールの冒険第二巻。前巻の最後で、所属する組織の腐敗ぶりにたまりかねて海賊になると宣言して脱走した、というか脱走せざるを得ない状況になったコール君、今回はさっそうと海賊稼業を始めます。ところが海賊も経営が難しいもの。ましてド素人では。まあ、ドタバタとお話は進行し、コミカルに上手くまとまって次巻に至る、という訳だな。海賊稼業から足を洗ったコール船長、次は何をするのでしょうか。重厚で精緻な物語を期待してはいけないですな。これは、軽い活劇です。2010/04/05

sezmar

2
前巻で軍から逃走、お尋ね者として海賊を目指すコール。 一般市民から略奪するわけにいかず、こちらを狙ってくる職務に忠実な軍人を殺すことが できない一行が海賊として成功するためにどうするか? 得た荷物をさばく為の情報すら軍人である彼らにはなく、手探りで海賊家業を進める。 気楽に?恒星間移動ができる世界だけどディケンズ好きの故買屋はどうなんだろうw 生き残る為に手段を選ばないのは見事かな?2010/03/22

Artyom2033

1
相変わらずフォリスやシャロンがとてもよいキャラだなと思う。著者が想像した何千年にも及ぶ人類史の一幕というから驚きだ。★★☆☆☆

こみ

1
前作に続きサクサク読めるが、どこか著者が書きながら内容を考えているような冗長さがあった。全体としては十分楽しめた。2022/01/31

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