内容説明
ツグマーコン人のオルウは、ツグマーコンの数万年にわたる歴史を語りはじめる…オルウの父である天才的な科学者ガルコン・エルヨグは、とてつもない計画をたてていた。アルヤド星系の惑星グロジョッコには、巨大なブラックホールが近づいており、ツグマーコン人は宇宙船で星系から脱出しようとしていた。だが、エルヨグは惑星がブラックホールに突入しても、その向こうの宇宙に無事に抜けられると主張していたのだ。
著者等紹介
五十嵐洋[イガラシヒロシ]
1957年生、1980年法政大学社会学部卒、フリーエディター、翻訳家、“ペリー・ローダン”シリーズ統括。日本SF作家クラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
スターライト
3
ツグマーコン人オルウが、ローダンたちに語る闇のスペシャリストと呼ばれる12人の運命と、公会議成立の歴史。ブラックホールを自由に行き来できる闇のスペシャリストたちが、権力者たちに逆らえず彼らの勢力拡大に手を貸してきた不運な運命が明らかにされる。七種族の公会議の中で支配的な立場にあるのは、このツグマーコン人なのか?2010/08/29
柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中
2
いよいよ公会議の秘密が明らかになりつつありますが、まだ裏に何かあるようですね。闇=ブラックホール=大いなるゼロ、ってことなのかなぁ…それよりもマスティベック人との関係が今後どうなっていくのかが鍵?なんにせよ、いよいよローダンの反撃ですなぁ。2010/08/13
黒猫トム
1
再読 二回ぶち抜きで語られた公会議の歴史 ラール人の恥ずかしい過去とかここでしか読めない!2021/11/17
llll'
0
2012/04/16
鐵太郎
0
あとがきにかえて は五十嵐洋さん。“Spezialisten der Nacht”(直訳すれば「夜のスペシャリスト」)に、「闇のスペシャリスト」という訳語を当てた経緯についてのオタッキーな説明です。競輪マニアであることもちらっと漏らしていますね。(笑) 2009/10/28